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動解析における加振法 Vol.3

「強制変位加振法」

これは強制変位を利用する方法です。特殊な設定をすることもありません。加振したい節点を拘束し、そこに強制変位を設定するだけです。周波数応答解析では強制変位も静荷重と同様に周期的に作用するよう認識されます。

操作上は上記で設定した拘束点に加振Gの値を設定します。そうするとプログラム内部で(ここでは加速度、は変位、は角速度)の関係から振幅を計算し、それを強制変位として加振点に与えます。ユーザーは普通に周波数応答を行うだけです。実に簡単ですね。

これだけなのですが、もし使っている解析ソフトが自動でこの変換をやってくれるプログラムでない場合、自分で加振周波数ごとの振幅を計算し、それを強制変位として与えるという作業が必用です。

大した計算じゃないと思うかもしれませんが、解析周波数を100も200も計算しようと思うと、とても手作業ではやっていられないので、やっぱり便利な機能です。

もしこの機能のない解析ソフトをお使いの方は、ラージマスや慣性力加振を使うのが良いですね。

次回: 動解析における加振法 Vol.4 「ラグランジェの未定乗数法」