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CAEプラットフォーム関連

Ansys optiSLangのご紹介

公開日2021年5月

目次

  1. はじめに
  2. 機能紹介
    • 2.1 自動化
    • 2.2 最適化
    • 2.3 結果分析機能
    • 2.4 デジタルトランスフォーメーションへの利用拡大
  3. 適用事例
    • 3.1 問題概要
    • 3.2 押し心地の評価
    • 3.3 解析概要
    • 3.4 入力パラメータ
    • 3.5 適用事例1
    • 3.6 適用事例2
  4. まとめ

はじめに

2019年のANSYS Inc.によるドイツのDynardo(ダイナルド)社の買収により、Ansys製品群に新たに最適化ツールoptiSLangが仲間入りしました。optiSLangは元々、独立した汎用最適化ツールとして、2001年の販売開始以来、欧州の自動車関連会社を中心に、多くの導入実績があります。最適化専用ツールのため、50以上のCAD/CAEとのインタフェースや多様な最適化問題に対応した手法、豊富な結果プロットなどの充実した機能が搭載されています。また、これらの機能は、optiSLangの特徴の一つである対話形式のWizardにより、誰でも簡単に利用することができます。そしてこの度、Ansys optiSLangとして、これらの機能がAnsys Workbench環境下でもそのまま利用できるようになりました。そこで本稿では、特にAnsys Workbenchユーザーに使っていただきたいAnsys optiSLangの機能や特徴について、事例を交えてご紹介します。


図1 ドイツ Weimar市のDynardo社

機能紹介

Ansys optiSLangは、CAD/CAEの解析プロセスを自動化し、最適設計を支援するツールです。解析を用いた製品開発プロセスにおいて、効率化と製品品質の向上、設計情報の共有や解析への理解促進に貢献します。


図2 Ansys optiSLang概念図

2.1自動化

2.1.1自動化概要

解析モデルの寸法、材料物性値、境界条件などの入力パラメータの値を繰り返し変更しながら解析を実行し、出力パラメータの値を自動集計します。自動化するCAD/CAEの数は、一つでも複数でも可能です。CAD/CAE以外に内製ソフトウェアや表計算ソフトウェアにも対応しており、全解析関連プロセスを統合して自動化できます。また、自動化設定専用のWizardを搭載しています。


図3 解析プロセスの自動化設定例

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