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3DA でつながる、設計-製造-測定 のループ~MBD/MBEで実現するデジタルものづくり~

3DAでつながる、設計-製造-測定のループ
~MBD/MBEで実現するデジタルものづくり~

参加無料
827日(水) 14 時開始 WEB開催

設計から製造・検査・次の開発へつなぐ
「3DA 活用」の最新動向を紹介!

設計・製造のデジタル化が進む中、寸法や公差などの情報を3Dモデルに集約する「3DA」が注目されています。これは、MBD(Model Based Definition)とMBE(Model Based Enterprise)の考え方に基づき、設計情報を製造・検査・品質保証へ正確に伝達し、効率化と品質向上を実現するものです。

3DA により、設計から現場への情報連携に加え、工程ごとの知見を次の設計へフィードバックすることで、継続的な改善サイクルを生み出します。

本セミナーでは、サイバネットシステム、ミツトヨ、富士フイルムビジネスイノベーションの3社がご提供できるソリューションに加え、関東学院大学 鈴木伸哉先生より最新の動向をご紹介します。設計の現場での課題解決や、次世代の設計プロセスを検討されている方は是非ご参加ください。
セミナーお申し込み

開催概要

イベント名 3DAでつながる、設計-製造-測定 のループ
~MBD/MBEで実現するデジタルものづくり~
こんな方におすすめ 設計・製造部門でDXやプロセス改革を推進されている方
図面レス運用に課題や関心のある方
品質管理の効率化や測定業務の自動化に取り組みたい方
日時 2025年8月27日(水)14:00~16:30頃終了予定
(終了時間は前後する可能性がございます)
主催 サイバネットシステム株式会社
協力 富士フイルムビジネスイノベーション(株) /(株)ミツトヨ
※五十音順に記載
開催方法 ZoomによるWebセミナー
参加費 無料(Webからの事前登録制)

日程/お申込

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

当日の流れ/講演詳細

14:00 ~

開会のご挨拶

 

ガラパゴス化するものづくり vs MBDに進化するものづくり
~今が日本企業の分岐点~

ものづくりの世界では、先進的な企業がデジタルデータを一貫して使うMBD/MBEに移行を目指している。ところがその一方で、従来のものづくりの方法から脱却できない企業も多い。そこで、本講演では、MBD/MBE概要を説明したうえで、MBD/MBEに移行するために、「なぜ3DAでは幾何公差が必要なのか?」「どうして普及が進まないのか」といった疑問に対する提案を行う。

・MBD/MBEとは
・なぜ 3DA では幾何公差が必要なのか
・どうして普及が進まないのか
・どのようにしたらMBD/MBEに移行できるのか

関東学院大学
理工学部理工学科
准教授
鈴木 伸哉 様

3D CADと幾何公差で変わる設計現場 ― MBD/MBE実現に向けた第一歩

近年のDX推進を背景に、3DAモデルをものづくりに活用する手法は、「3D正」や「MBD/MBE」として再び注目されている。 設計・開発から後工程に至るまで3DAを活用するには、マシンリーダブルかつセマンティックな3DAの作成が前提であり、幾何公差の適切な定義が不可欠である。
本講演では、3D CADと公差解析を中心に、サイバネットが提供するMBD/MBE関連ソリューションを紹介する。​

・Creo ParametricのMBD機能でセマンティックPMIを作成・管理、設計意図を正確に伝達
・GD&T Advisorで適切な幾何公差が設定された3DAを効率的に作成
・CETOL 6σによる3次元公差解析でコスト削減/品質向上
・製品・図面の品質を高めるサイバネットの公差ソリューション

サイバネットシステム株式会社
DXソリューション統括部
プラットフォームサービス部
デザインソリューション課
大島 良久/黛 忠広

休憩    15:00頃の予定

モノづくり情報の3D統合    「バーチャル」と「リアル」の架け橋

従来の「3DCAD→2DCAD展開」とは異なり、「3DA(3D Annotated)」を起点として「3D図面」「2D表示」「検査表」を自動生成する。そして、金型トライ(パーツの試作)結果である「測定値」を統合することで「3D上で検査結果を可視化」し、『すり合わせのDX』を実現する。「すり合わせのBefore/After(良化悪化)」が工程の進捗と共に自動的に蓄積され、将来の学習データとなる。

・弊社(旧富士ゼロックス)における「3D正のモノづくり」への道のり
・ツールの自社開発に至った経緯
・自社開発ツールの紹介
・現状の成果と将来構想

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
ビジネスソリューション事業本部
新規ビジネス企画グループ
藤本 出 様
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 藤本 出様

 

3DAモデルの活用による測定革命 MiCAT Plannerのご紹介

近年ものづくりの現場において、検査に関わる品質・コスト・納期に関する課題は多く存在する。
ミツトヨの「MiCAT Planner」は、3DCADモデルを活用して三次元測定機用測定プログラムを自動生成、検査業務の圧倒的な効率化を実現するソフトウェアである。
本講演では、3DCADモデルとMiCAT Plannerを活用した、生産性向上に関する取り組みついて説明する。

・品質管理における課題と3DAモデル活用による解決策
・MiCAT Plannerの概要と特徴
・MiCAT Plannerの活用事例
・3DAモデルの普及に向けた課題と展望

株式会社ミツトヨ
機器商品ビジネス部
商品戦略課
西巻 庸 様

※ご講演内容は都合により変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
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松本 真周 Profile

サイバネットシステム株式会社
取締役 常務執行役員
技術本部 本部長
デジタルエンジニアリング事業本部 本部長
松本 真周
新卒でサイバネットシステムに入社。構造解析系のエンジニアとして、主に電機業界のお客様に対するサポートやプリセールス、エンジニアリングサービスなどを経験。事業拡大とともに管理職としてサポート、プリセールス、エンジニアリングサービスなどの専門チームを構築。2020年3月取締役 執行役員就任。2024年3月より現職

川上 博史 Profile

サイバネットシステム株式会社
デジタルエンジニアリング事業本部
営業統括部 戦略ソリューション推進室
川上 博史
CAE分野でエンジニア、営業、マーケティングを経験。
外資系大手 CAD ベンダーでアカウント営業に従事した後、2022年から CETOL 6σ を含むサイバネットの海外子会社製品の戦略チームリーダーとして製品プロモーションを担当。
工学部機械工学科卒。

鈴木 伸哉様 Profile

関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
准教授 鈴木 伸哉様
2001年
オリンパス光学工業株式会社 デジタルカメラの開発に従事
2006年
富山工業高等専門学校
2012年
長野工業高等専門学校
2017年
ノースカロライナ州立大学に滞在(7カ月)Edward Morse教授とBryan Fischer氏より幾何公差の指導を受ける
2023年
関東学院大学
2023年
森北出版より「幾何公差・公差解析実践ハンドブック」出版
2024年
設計工学会 事業部会 幾何公差講習担当としてYoutubeチャンネル公開
https://www.youtube.com/@JSDE_Kikakousa

板倉 誠史様 Profile

株式会社デンソー
エレクトロ事業部 エレクトロ技術3部
実装構造開発室 標準開発課
担当係長 板倉 誠史様
自動車用電子制御装置の筐体設計・量産業務に10年間従事し、2年前から量産設計業務を離れ、DX推進担当としてCADデータを利活用した設計・製造面での品質向上・業務効率化を実現するための仕組みづくりに取り組んでいる。

藤本 出様 Profile

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
ビジネスソリューション事業本部
新規ビジネス企画グループ
藤本 出様

奥田 昌大様 Profile

EIZO株式会社
サステナブルデザイン&開発プロセス統括部
グループリーダー 奥田 昌大様
一般ユーザー向けのオフィス用・ゲーム用モニターの機構設計を担当した後、スタンド開発など周辺機器の機構設計にも従事。
現在は、産業用モニターや手術室用製品などの製品開発に携わっている。設計担当者の頃より、公差解析だけでなく、強度解析にも注力しており、机上設計の精度向上や設計担当者が効率よく設計できるように、様々なツールの導入を進めてきた。

金田 徹様 Profile

関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
教授 金田 徹様
1956年
兵庫県たつの市生まれ
1984年
東京工業大学大学院博士後期課程修了(工学博士)
1984年
関東学院大学工学部機械工学科専任講師。1996年 同教授
1992年
King's College London客員研究員
2010年
ISO/TC 10・ISO/ TC213A国内委員会委員長(日本代表)
2010年
関連JIS 原案作成委員会委員長
2014年
ISO/TC 184/SC 4国内委員会委員
2016年
日本ベアリング医工業会JIS転がり軸受原案作成委員会委員長
2019年
文部科学省教科用図書検定調査審議会臨時委員
経済産業省産業標準調査会基本技術専門委員会 元・臨時委員。
日本設計工学会 元・副会長。
ISO規格・JIS開発に従事しつつ、ソニー製aiboの臨床応用・医療メカトロ機器開発を手がけている。

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