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セミナー・イベント

<特別セミナー> 公差 x 3Dデータを活用したものづくりセミナー

デジタルエンジニアリングで、未来へつなぐ

公差×3Dデータ
活用したものづくりセミナー

参加無料
1119日(火)東京開催

見どころ

関東学院大学 鈴木 伸哉様
「わかる」から「できる」にする 幾何公差の習得に必要なこととは何?
関東学院大学
理工学部理工学科
機械学系
准教授 鈴木 伸哉様
株式会社デンソー 板倉 誠史様
自動車用電子制御装置における幾何公差・3Dの活用
株式会社デンソー
エレクトロ事業部
エレクトロ技術3部
実装構造開発室
標準開発課
担当係長 板倉 誠史様
日本電子株式会社 川本 将嗣様
日本電子における CETOL 6σ の導入と活用事例
日本電子株式会社
技術統括センター
共通技術部
技術教育促進チーム
主務 川本 将嗣様
EIZO株式会社 奥田 昌大様
公差解析の導入と効果。
設計者にもたらすメリットとは
EIZO株式会社
サステナブルデザイン&
開発プロセス統括部
グループリーダー
奥田 昌大様
関東学院大学 金田 徹様
改正作業中のJIS B 0021
(幾何公差表示方式・統合版)の概要
関東学院大学
理工学部理工学科
機械学系
教授 金田 徹様
※ご講演順に掲載させていただいております。

公差 x 3Dデータを鍵に、
新たな一歩を踏み出す1日

製造業を取り巻く環境は大きなターニングポイントを迎えています。
さまざまな制約が厳しくなる中、デジタル化やAIなどの新しい技術をいち早く取り入れて開発プロセスを効率化し、コスト低減と品質維持を両立しながら、より革新的な製品を少ないリードタイムで市場投入しなければなりません。
そして、少子高齢化、製造業の人材不足が進み、いかに技能伝承するか?といった事業継続性の確保も忘れてならない非常に重要なテーマです。

その鍵となるのが、公差と3Dデータの活用です。

本イベントでは、産学が一堂に集い、3DA/PLM を含む3Dデータ活用、そして公差マネジメントを実施するメリットのほか、日本において設計に携わる方々が考慮すべき最新情報を発信いたします。
セミナーお申し込み

開催概要

イベント名 ~デジタルエンジニアリングで、未来へつなぐ~
公差 x 3D データを活用したものづくりセミナー
対象者 - 設計/製造プロセスの精度向上、効率化等を担う管理者の方
- CAD を実務にて使用されている設計者の方
日時 2024年11月19日(火)13:30~17:00 (受付開始 13:00)
※ セミナー終了後に懇親会を開催(懇親会は19時頃終了予定)
会場 アキバプラザ 5F アキバホール(東京都千代田区神田練塀町3)
【会場へのアクセス】
定員 150名
参加費 無料(Webからの事前登録制)
主催 サイバネットシステム株式会社

日程/お申込

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。
※定員になり次第、または 11/15 (金) 15時に締め切らせていただきます。

当日の流れ/講演詳細

13:30-13:50

開会のご挨拶 / 「公差マネジメントへの取り組み」のすすめ

デジタル化やSDGs対応など、製造業を取り巻く環境は大きな分岐点を迎えている。品質を維持しながらもコストは削減、開発プロセスをより効率化して、革新的な製品をタイムリーに市場へ投入することが求められてきている。そのような中、ものづくりの現場で起きている問題点、とりわけ今回は「公差」にフォーカスし、3Dデータを活用した「公差マネジメントへの取り組み」を提案する。

サイバネットシステム株式会社 松本 真周
サイバネットシステム株式会社
取締役 業務執行役員
技術本部 本部長
デジタルエンジニアリング事業本部
本部長 松本 真周
サイバネットシステム株式会社 川上 博史
サイバネットシステム株式会社
デジタルエンジニアリング事業本部
営業統括部
戦略ソリューション推進室
川上 博史

13:50-14:25

「わかる」から「できる」にする 幾何公差の習得に必要なこととは何?

機械製図は、あいまいさを除いた一義な解釈ができる幾何公差方式(正確にはISO GPS)で描くべきと認識されつつある。ところが、セミナーや書籍だけでISO GPSを習得しようとしても難しい。
講演者がISO GPSを習得した道のりを紹介しつつ、企業内でのISO GPSの教育方法を提案する。
また、ISO GPSを習得するにあたり、理解が困難ないくつかの項目についてヒントを紹介する。

関東学院大学 鈴木 伸哉様
関東学院大学
理工学部理工学科
機械学系
准教授 鈴木 伸哉様

14:25-15:00

自動車用電子制御装置における幾何公差・3Dの活用

デンソーは、様々な自動車用電子制御装置(ECU)を設計・製造しており、我々の部署では品質保証と開発効率を両立するため、ECU 筐体を 3DA で作図し、公差解析ソフトを活用し公差妥当性を確認すると共に、熱成立・耐振強度を CAE 解析によって検証している。また、設計情報を 3DA で製造部門に提供する事で、生産準備の自動化にも取り組んでいる。
本公演では、公差解析ソフトとして CETOL 6σ を活用した理由、CETOL 6σ と幾何公差による 3DA を使用した複数部品の組付け公差検証の事例と効果、今後の課題について紹介する。

株式会社デンソー 板倉 誠史様
株式会社デンソー
エレクトロ事業部
エレクトロ技術3部
実装構造開発室 標準開発課
担当係長 板倉 誠史様

休憩

15:15-15:50

日本電子における CETOL 6σ の導入と活用事例

電子顕微鏡をはじめとする当社製品においては、複数の部品を精度良く組付けていく必要があり、より高精度な製品やコストと製造性のバランスなどを考える上でも、公差設計は重要な技術とともにブラッシュアップすべき技術の1つであった。
今回の公差解析ソフトの導入にあたり、検討段階の状況からトライアルの概要、ソフト導入後の取り組みや今後の課題などについて、いくつか事例などを交えて紹介する。

日本電子株式会社 川本 将嗣様
日本電子株式会社
技術統括センター
共通技術部
技術教育促進チーム
主務 川本 将嗣様

15:50-16:25

公差解析の導入と効果。設計者にもたらすメリットとは

公差解析は、製品の品質向上とコストダウンに欠かせない要素であるが、導入効果を示すのは難しい。
本講演では、エクセルを使った公差解析、CETOL 6σ 導入、使いこなしまで、当社が経験した課題と克服のための具体的なアプローチを共有する。
さらに導入前に予想していなかった、設計者にもたらすメリットについても実体験を元に紹介する。

EIZO株式会社 奥田 昌大様
EIZO株式会社
サステナブルデザイン&
開発プロセス統括部
グループリーダー 奥田 昌大様

16:25-17:00

改正作業中のJIS B 0021(幾何公差表示方式・統合版)の概要

”JIS B 0001 機械製図”は、多くのISO TPD(製品技術文書情報)規格のエッセンスをまとめた構成になっているが、数年前から改正作業中の”JIS B 0021 幾何公差表示方式”も、複数の図示に関わるISOGPS(製品の幾何特性仕様)規格を統合化し、日本のものづくりの現状を踏まえて要点を取捨選択してまとめようとしている。本講演では、対応するいくつかのISO規格をベースにした主な改正内容を紹介する。

関東学院大学 金田 徹様
関東学院大学
理工学部理工学科
機械学系
教授 金田 徹様

セミナー終了後

懇親会

※ご講演内容、当日のタイムテーブルは都合により変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
セミナーお申し込み

松本 真周 Profile

サイバネットシステム株式会社
取締役 業務執行役員
技術本部 本部長
デジタルエンジニアリング事業本部 本部長
松本 真周
新卒でサイバネットシステムに入社。構造解析系のエンジニアとして、主に電機業界のお客様に対するサポートやプリセールス、エンジニアリングサービスなどを経験。事業拡大とともに管理職としてサポート、プリセールス、エンジニアリングサービスなどの専門チームを構築。2020年3月取締役 執行役員就任。2024年3月より現職

川上 博史 Profile

サイバネットシステム株式会社
デジタルエンジニアリング事業本部
営業統括部 戦略ソリューション推進室
川上 博史
CAE分野でエンジニア、営業、マーケティングを経験。
外資系大手 CAD ベンダーでアカウント営業に従事した後、2022年から CETOL 6σ を含むサイバネットの海外子会社製品の戦略チームリーダーとして製品プロモーションを担当。
工学部機械工学科卒。

鈴木 伸哉様 Profile

関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
准教授 鈴木 伸哉様
2001年
オリンパス光学工業株式会社 デジタルカメラの開発に従事
2006年
富山工業高等専門学校
2012年
長野工業高等専門学校
2017年
ノースカロライナ州立大学に滞在(7カ月)Edward Morse教授とBryan Fischer氏より幾何公差の指導を受ける
2023年
関東学院大学
2023年
森北出版より「幾何公差・公差解析実践ハンドブック」出版
2024年
設計工学会 事業部会 幾何公差講習担当としてYoutubeチャンネル公開
https://www.youtube.com/@JSDE_Kikakousa

板倉 誠史様 Profile

株式会社デンソー
エレクトロ事業部 エレクトロ技術3部
実装構造開発室 標準開発課
担当係長 板倉 誠史様
自動車用電子制御装置の筐体設計・量産業務に10年間従事し、2年前から量産設計業務を離れ、DX推進担当としてCADデータを利活用した設計・製造面での品質向上・業務効率化を実現するための仕組みづくりに取り組んでいる。

川本 将嗣様 Profile

日本電子株式会社
技術統括センター 共通技術部
技術教育促進チーム
主務 川本 将嗣様
日本電子に入社後、走査電子顕微鏡(SEM)の製造に2年、SEMの機械設計に11年従事した後に現在の部署に異動。現在は社内からの解析依頼への対応や解析ソフトの維持・管理、社内の解析ソフト利用促進組織の事務局等に従事。

奥田 昌大様 Profile

EIZO株式会社
サステナブルデザイン&開発プロセス統括部
グループリーダー 奥田 昌大様
一般ユーザー向けのオフィス用・ゲーム用モニターの機構設計を担当した後、スタンド開発など周辺機器の機構設計にも従事。
現在は、産業用モニターや手術室用製品などの製品開発に携わっている。設計担当者の頃より、公差解析だけでなく、強度解析にも注力しており、机上設計の精度向上や設計担当者が効率よく設計できるように、様々なツールの導入を進めてきた。

金田 徹様 Profile

関東学院大学
理工学部理工学科 機械学系
教授 金田 徹様
1956年
兵庫県たつの市生まれ
1984年
東京工業大学大学院博士後期課程修了(工学博士)
1984年
関東学院大学工学部機械工学科専任講師。1996年 同教授
1992年
King's College London客員研究員
2010年
ISO/TC 10・ISO/ TC213A国内委員会委員長(日本代表)
2010年
関連JIS 原案作成委員会委員長
2014年
ISO/TC 184/SC 4国内委員会委員
2016年
日本ベアリング医工業会JIS転がり軸受原案作成委員会委員長
2019年
文部科学省教科用図書検定調査審議会臨時委員
経済産業省産業標準調査会基本技術専門委員会 元・臨時委員。
日本設計工学会 元・副会長。
ISO規格・JIS開発に従事しつつ、ソニー製aiboの臨床応用・医療メカトロ機器開発を手がけている。

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