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#05 中央値変換

中央値変換とは?

図面の指示に 16[+0.1/0] とされることがあります。
いわゆる「片側公差」と言われるものです。

片側公差は、公差の累積を求めるときに少し計算しにくいということがあります。
これと同じ意味になる 16.05±0.05 に変換することを「中央値変換」と呼びます。

この場合は、暗算でもできてしまうのではないでしょうか?

これがもう少し難しい形になってくると、暗算では厳しくなると思います。
そのために右のような計算式があります。
例を見てみましょう。

例題の 16[+0.1/-0.05] は、先ほどと異なり片側が -0.05 になりました。
暗算では難しいので、式を使い計算します。
この式を使った計算は簡単です。
上の式は、16はそのままで、差分を符号を含めて足して2で割ります。
いわゆる平均をとった値をとります。
下の式は、マイナスの符号も含めた差分を2で割ってプラスマイナス0.075と計算をします。
これが何をしているのか、この式を見ただけでは分からないと思いますが、図にすると分かりやすくなります。

「中央値変換」の続きはみんなの公差にて動画で解説!

より詳細な内容は、YouTube チャンネル「みんなの公差」で解説しています。ぜひご視聴ください。

#05 中央値変換

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