3次元公差解析ツールを使えば簡単に確認できる!
CETOL 6σ の便利な機能 5選
3次元公差解析ツール CETOL 6σによって 3D CAD データを取り込んで事前に公差解析行うことで、製造プロセスにおけるリスクを把握し、製品の品質や性能を向上させることができます。このページでは、CETOL 6σを実際にお使いのユーザー様から「使ってみて本当によかった!」とご好評いただいているCETOL 6σでの便利な機能をご紹介します。
1. ばらつき結果の詳細(統計ばらつきおよびワーストケース)
「正規分布のみ」ではなくばらつき分布も考慮
CETOL 6σでは統計ばらつきに加えて、ワーストケース(最悪状態でのばらつき)も同時に算出されます。統計ばらつきでは手計算のような「正規分布のみ」の前提ではなく、各寸法での実際のばらつき分布なども考慮できます。また、乱数を計算に使用しないため、ワーストケースの結果も解析試行毎の誤差は無く、理論的な最悪値が算出されます。

ばらつきの結果表示
2. 寄与度(寸法寄与度および公差寄与度)
公差設定や品質管理において非常に重要な寄与度を計算
寄与度は、各寸法や公差が、解析箇所にどれだけ影響を与えるかを示す指標です。寄与度によって、寸法(幅、長さ、厚みなど)のばらつきが解析箇所に与える影響を定量化します。
寸法寄与度は、寸法ごとに算出され、その寸法がばらついた際の解析箇所への影響度(感度)を示します。寸法寄与度の高い寸法は解析箇所に対して重要な寸法となるため、一般的に公差を厳しい設定にして管理する必要があります。
一方、公差寄与度は、解析箇所のばらつき結果に対する各公差の寄与率で、「解析箇所のばらつきを抑えるにはどの公差から厳しくすると効果的か」、または「寄与度が低く、緩和できそうな公差がないか」などを検証できます。各寄与度の把握は、公差設定や品質管理において非常に重要です。寄与度の高い寸法や公差に着目することで、効率的に解析箇所のばらつきを抑えることができ、品質向上につながります。
寸法寄与度は、寸法ごとに算出され、その寸法がばらついた際の解析箇所への影響度(感度)を示します。寸法寄与度の高い寸法は解析箇所に対して重要な寸法となるため、一般的に公差を厳しい設定にして管理する必要があります。
一方、公差寄与度は、解析箇所のばらつき結果に対する各公差の寄与率で、「解析箇所のばらつきを抑えるにはどの公差から厳しくすると効果的か」、または「寄与度が低く、緩和できそうな公差がないか」などを検証できます。各寄与度の把握は、公差設定や品質管理において非常に重要です。寄与度の高い寸法や公差に着目することで、効率的に解析箇所のばらつきを抑えることができ、品質向上につながります。

寸法寄与度と公差寄与度を確認可能
3. アナライザー(解析箇所同士の関係性確認)
効率的に解析結果を検証
複数の解析箇所がある場合、CETOL 6σのアナライザーを利用すると、解析箇所間の関連や詳細な数値の確認などを一覧表示のレイアウトで行えるため、効率的に解析結果を検証することができます。

アナライザーウィンドウ
また、アナライザーには複数の解析箇所間での影響度(寸法寄与度や公差寄与度)が確認できるレイアウトもあります。
4. アドバイザー
ヌケやモレ、幾何公差でのデータム指示不足を確認
CETOL 6σでは、解析設定の過不足やエラーなどを表示する「アドバイザー機能」があります。アドバイザーに表示されるメッセージを参照することで、まだ設定が足りていない箇所や公差値の矛盾などが分かり、適切な解析設定が行えるまでサポートします。

また、解析箇所に関連する重要な寸法のヌケやモレ、幾何公差でのデータム指示不足など、解析設定をしながら「図面の問題点」を確認することもできます。
5. グラフビュー (ループの図:寸法や部品の繋がりの可視化)
部品同士の関係性を線で視覚化
解析の設定を進めて行くことで、下記の図のように寸法や部品同士の関係性が自動的に線で繋がれて視覚化されます。解析箇所への関係性をより詳細に把握することで適切な公差設定の手助けとなるほか、位置決めや組付条件など、設計構想を見直す際の指針としても役立ちます。

製品の詳細説明や、実際のソフトウェアを使用したデモも承っております。こちらから是非お問い合わせください。