10月27日(金)に第2回 EnSightフォーラムを開催いたします。
午前中には、実機を使った体験セミナーが開催されます。EnSightにご興味のある方は、この機会に是非ご体験ください。
午後のセッションでは、開発元のCEI社から最新情報の紹介があります。CEI社は、先進的なグラフィックステクノロジーが世界的に評価されており、 米国エネルギー省ASCIプロジェクトで大規模データ用可視化ソフトとして採用されたことがあります。
今回は、デュアルコアの64ノードのPCクラスターを使って「15億ポリゴン/秒」の驚異的な描画速度を記録した最新版 EnSight DRなどが紹介されます。
また、ユーザーの方の事例として、旭硝子(株)様からは、横浜ランドマークタワーの展望室のガラスの強度評価のシミュレーションや、有楽町の東京国際フォーラムでの日射を考慮した室内の空調シミュレーションなどを紹介していただきます。
EnSightユーザならびにEnSight利用をご検討の皆様に限らず、幅広くCAE分野での可視化にご興味のある多くの方々のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
開催日時 | 2006年10月27日(金) 10:00 - 17:00 |
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会場 | タイム24ビル(東京都江東区青海) [MAP] |
対象 | 幅広くCAE分野での可視化にご興味のある方 |
参加費 | 無料 |
協賛 | フルーエント・アジアパシフィック株式会社 クレイ・ジャパン・インク 株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン 日本電気株式会社 日本SGI株式会社 株式会社富士通長野システムエンジニアリング ビジュアルテクノロジー株式会社 |
※本年も、昨年と同様に、(社)可視化情報学会主催のビジュアリゼーションカンファレンスとの同時開催となります。
10:00-12:10 |
株式会社ケイ・ジー・ティー サイバネットシステム株式会社 黒木 勇 氏 |
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12:20-13:30 | 休憩 |
13:30-14:10 | The latest information about CEI visualization software technology especially EnSight CEI VP Sales and Marketing,Darin McKinnis 氏 |
14:20-14:50 |
東北大学流体科学研究所 教授 早瀬 敏幸 氏 |
14:50-15:10 | 休憩 |
15:10-15:40 |
旭硝子株式会社 新事業・技術企画室 斉藤 恒洋 氏 |
15:50-16:20 |
フルーエント・アジアパシフィック株式会社 マーケティング部 中嶋 進 氏 |
16:30-17:00 | ANSYS およびANSYS CFX のEnSight による可視化 サイバネットシステム株式会社 メカニカルCAE事業部 安藤 浩 氏 |
※講演内容は、予告なく変更される場合があります。予めご了承下さい。
株式会社ケイ・ジー・ティー サイバネットシステム株式会社 黒木 勇 氏
EnSightをこれから使ってみようと思われる方を対象に、データの読み込みから可視化方法、 アニメーションの作成など、基本的な操作方法を実機を使って体験いただけるセッションです。
CEI VP Sales and Marketing,Darin McKinnis 氏
東北大学流体科学研究所 教授 早瀬 敏幸 氏
動脈瘤など循環器系疾患の研究には、血流構造の正確な理解が不可欠である。
本講演では、超音波計測と流れの数値解析を一体化した超音波計測融合シミュレーションについて述べる。
超音波診断装置で得られる超音波ビーム方向の血流速度(ドプラ速度)の計測結果と流れの数値解析結果との誤差を リアルタイムで計算モデルにフィードバックすることにより、 動脈瘤内の血流構造や壁せん断応力分布を正確に再現することが可能となる。
旭硝子株式会社 新事業・技術企画室 斉藤 恒洋 氏
建築用、自動車用窓ガラスから液晶表示パネルまで様々な用途に使用されているフロート板ガラスの製造プロセスを紹介し、 高温での溶融ガラス流れのシミュレーション技術や可視化技術が重要であることを、 アニメーションなどを使用しながら紹介する。
さらに、超高層ビルや大規模アトリウム建築、住宅用高断熱性ガラス、 自動車用ガラスなどフロート板ガラスを商品として活用した場合の性能評価シミュレーションに関して、 可視化アニメーションムービーなどを使用しながら解説する。
最後に、旭硝子社での可視化ソフトウェアの活用方法を紹介し、モバイル環境での可視化など新しい活用方法を提案する。
フルーエント・アジアパシフィック株式会社 マーケティング部 中嶋 進 氏
近年の熱流体解析ソフトウェアは計算結果の表示機能(ポスト)が重要になっている。可視化技術の進歩により、 流跡線や仮想粒子による流れの様子や非定常解析における流れ変数の経時変化などが容易に把握できるようになった。
本発表では、EnSightによる熱流体解析ソフトウェアFLUENTの計算結果の可視化実例を紹介する。 また、ポストにEnSightの可視化技術が利用されている設計者向け熱流体解析ソフトウェアFloWizardを紹介する。
サイバネットシステム株式会社 メカニカルCAE事業部 安藤 浩 氏
近年、FSI(Fluid-Solid Interaction:流体-構造体の連成解析)機能が強化され、 双方向連成解析がよりスムーズに行えるようになりました。 しかし、結果処理においては、構造解析の結果と流体解析の結果を別々に評価しなくてはなりませんでした。
EnSight では、複数ケースのデータを一度に読み込める機能を有しており、 FSI に代表されるような複数結果の同時表示が可能です。
ここでは、ANSYS とANSYS CFX を組み合わせたFSI の結果表示をベースに可視化のご紹介をいたします。