EnSight Version 9.2のリリース情報を説明しています。
本バージョンでは主に操作性の向上とリーダーの改良が行われています。
2011年5月17日
同一レイヤーに表示していたオブジェクトと注釈文字及びプロットを別レイヤー化しました。
これにより、大規模データでの注釈やプロット操作時のパフォーマンスが向上しています。
注釈、カラーレジェンド、プロット上にマウスを重ねると、オブジェクト操作用のマーカーが表示されるようになりました。操作できるものが直ぐに分かるため直感的な操作が行えます。
※初期値設定で従来通りの設定(ピック操作後にマーカーを表示する)に戻すこともできます。
ディスプレイ上でのアンチエイリアシング表示がサポートされました。
画像出力時にのみ行われていたアンチエイリアシング処理が画面表示にも対応し、ジャギーで表示されていた部分が滑らかに表示されます。
※初期値設定で On/Off の選択ができます。初期値は Off です。
全てのステップの最大値、最小値をもとに色付けしていましたが、カラーマップのオプション設定でステップ毎の最大値、最小値による表示も行えるようになりました。
10ステップ目
20ステップ目
※ステップ毎の最大値、最小値で表示した例です。レジェンドの値の範囲が異なることが確認できます。
任意のパートを平行移動して表示できるようになりました。
カット面が他のオブジェクトで隠れてしまう場合に、そのままの物理量で表示位置を動かすことができます。
OpenFOAM のダイレクト・リーダーが追加されました。
Ansys Result 13.0 へ対応しました。
Flow3d の機能改良が行われました。
など
詳細は EnSight9.2 インストレーション・ガイドを参照下さい。