リリース情報

最新バージョンのリリース情報(主な新機能や改善点)を説明しています。

リリース概要

EnSight Version 10.1

本バージョンでは、複数データ比較機能の強化(Caseリンキング)、節点球表示の高速化(ハードウェア球)、任意多面体(Polyhedra)のサポート、並列処理機能の強化を中心に機能改良が行われています。

リリース日

2015年7月27日

プロダクト名の変更

本バージョンから用途に応じた製品区分に変更されました。
これに伴い、EnSight Gold、とEnSight DRの名称は以下のように変わりました。

旧プロダクト名 (〜10.0) 新プロダクト名(10.1〜)
EnSight Gold EnSight HPC
EnSight DR EnSight VR

主な新機能 & 改良点

複数データの比較機能の強化 (Caseリンキング)

異なる解析条件の結果など、複数データを比較・検討する為の機能が強化されました。

追加読み込みデータに対する前のデータの可視化内容の自動適用、複数のデータに対する共通操作、各データのクエリ結果の共通グラフ領域へのプロット、データ間の差分計算関数等の機能が、比較処理に必要な操作を大幅に簡素化します。

※データの追加に応じて画像のような表示状態を自動的に形成します。

節点球表示の高速化

グラフィックスカードの機能を利用した球の高速描画(ポイントスプライト)がサポートされました。従来のポリゴン球の表示と比べ表示速度が約10倍になり、表示品質も向上しています。粒子法等の大量の球を表示する可視化に効果を発揮します。

※本機能を利用するには、OpenGL4.0以上に対応したNVIDIA社又はAMD社製のワークステーション向けグラフィックスカードが必要です。

任意多面体(Polyhedra)のサポート

多面体要素が正式サポートされました。旧バージョンに比べ計算処理の精度、およびパフォーマンスの向上とメモリ使用量の削減を実現しています。

並列処理機能の強化

EnSight Standardのスレッド上限が、バージョン10.0までの4から8に拡大され、サーバーでのほぼ全ての機能がマルチスレッド処理に対応しました。

また、EnSight HPC(旧Gold)では、分散メモリ環境下における大規模データの処理能力が大きく向上しました。ルートレベルSOS(RLSOS)は、複数のSOSを子としてプロセスツリーを構成することでSOS単体当たりの負荷を軽減し、大規模並列処理におけるボトルネックを解消します。バージョン10.0までのSOS(Server-Of-Server)単体で構成される並列処理では約20億要素個が処理の上限でしたが、バージョン10.1におけるRLSOSと複数のSOSで構成される並列処理では約200億要素個の処理も可能です。

バッチライセンス

解析業務のコストパフォーマンスを向上します。本ライセンスは、バッチ処理の為だけに利用できるライセンスで、EnSightのウィンドウは表示されませんが通常のライセンスに比べて安価です。ソルバーと連携した自動処理や大規模データのアニメーション作成等の定形処理にご利用いただけます。長時間に渡り定形処理でライセンスが拘束されるような場合、バッチライセンスを利用することで通常ライセンスに比べてコストダウンが可能です。

価格等の詳細につきましては、下記ページよりお問い合わせ下さい。
https://www.cybernet.co.jp/ensight/contact/

その他、改良機能

流線のチューブ表示

パーティクルトレース機能の流線/流跡線の表示方法にチューブ(円筒)が追加されました。空間位置とコンター色の被認識性を向上することで、複雑な流れを把握できます。

流線の色と表示

各流線/流跡線の色と表示/非表示を個別に変更することが出来るようになりました。表示されている流線上で右クリックメニューから設定します。

パーティクルトレースアニメーションの高速化、高品質化

節点球と同様に、パーティクルトレース機能におけるトレーサーのアニメーション表示でも球/矢印グリフの表示が高速化、高品質化されました。高品質なトレーサーグリフの描画をGPUコアで並列処理することが可能です。

※本機能を利用するには、OpenGL4.0以上に対応したNVIDIA社又はAMD社製のワークステーション向けグラフィックスカードが必要です。


球表示

矢印表示

グラフ、注釈等の色のコントラストの自動調整

プロッタ、注釈、凡例等の色をその背景色とのコントラストによって白黒のどちらかに自動調整します。背景色が変更された時に機能します。

クイックカラー・ウィジット

色パッチをビュー内に表示されたオブジェクト、注釈、プロッタ等の上にドラッグ&ドロップすることで、それ等の色を変更することが可能です。

要素フィルターの強化

“AND“、および“OR”演算子の組み合わせにより最大6つのフィルターを組み合わせることが可能になりました。

コンターラベル

コンター線の接線方向にラベルを傾けて表示することが出来るようになりました。また、コンター線の任意の場所で右クリックメニューによってラベルを追加(主線上のみ) することができ、任意のラベルの削除も可能です。

せん断、圧力、(オプションで揚力、抗力)計算ツール

2Dパート上のせん断、圧力、およびその成分分解による揚力、抗力の計算(変数の生成)・ファイル出力を自動で行うPython組込みツールが実装されました。

環境変数SLIMD8_SERVERSによるライセンスサーバーの指定

フローティングライセンスをご利用の場合、環境変数SLIMD8_SERVERSでラインセンスサーバーを指定できます。この設定を用いるとクライアント側でライセンスファイルは不要になります。

設定の例)  export SLIMD8_SERVERS = ens_serv:7790

過去のリリース情報

EnSight Version 10.0
EnSight Version 9.2
EnSight Version 9.1
EnSight Version 9.0
EnSight Version 8.0



EnSight製品カタログ