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プリンタ紙送り機構設計事例
隙間ばらつきの検証によりスムーズな紙送りを実現
プリンタ紙送り機構設計事例
隙間ばらつきの検証によりスムーズな紙送りを実現
本事例ではプリンタの紙送り機構の簡易モデルを使用し、CETOL 6σを通じた品質改善例をご提案します。
紙をスムーズに送るという機能を満たすためのキーポイントとなるのは、二種の紙送りロール間の隙間ばらつきです。各構成部品のばらつきがロール間の隙間のばらつきに与える影響を、3箇所の測定点で評価します。
紙をスムーズに送るという機能を満たすためのキーポイントとなるのは、二種の紙送りロール間の隙間ばらつきです。各構成部品のばらつきがロール間の隙間のばらつきに与える影響を、3箇所の測定点で評価します。
プリンタ紙送り機構設計事例 : 資料サンプル
1.演算のための入力
CETOL 6σ の演算は以下の3つのタイプの入力情報をもとに実行されます。
- 測定対象 (どの箇所のばらつきを測定したいか)
- 各構成部品の寸法・公差 (図面に基づく情報)
- ジョイント (それぞれの構成部品をどう組み立てるか)
2.算出された隙間のばらつき量
演算の結果、測定箇所全てにおいてばらつきが大きいということがわかりました。改善のため、CETOL 6σ 独自の指標である「寸法寄与度」「公差寄与度」によって検証を続けていきます。
3.設計へのフィードバック
寸法寄与度により各寸法が測定対象に与える影響度を確認します。各寸法の寄与度は、測定対象に対しての「寸法の感度」とも言い換えられます。設計の初期段階で寸法寄与度を把握することで、的確な公差値の設定が可能になります。
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