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プローブガン(医療器具)の設計検証

リンク機構と現実に即した組立定義による公差解析

プローブガン(医療器具)の設計検証

リンク機構と現実に即した組立定義による公差解析

プローブガンのトリガーを引いた際にカートリッジに収納されたクランプが、プッシュロッドによって 適切に押出されるよう適正値を検証します。 プッシュロッドの動作量が適正でない場合には、クランプが排出される位置まで移動しないなどの品質不具合が予想されることから、リンク機構を正確に設計する必要があります。

プローブガン(医療器具)の公差設計 : 資料サンプル

1.現実に忠実なアセンブリ情報

CETOL 6σ の公差解析では、組立定義を現実に即した状態で実施します。はめあいによるガタ、機構を持つ製品において動作時の各部品の移動など、様々な状況に基づいた評価を単独のCADモデル上で実施することが可能です。 CETOL 6σ で行った組立定義は CAD モデル上で確認することができるため、接触条件の定義の内容を視覚的に確認できます。

2.公差解析演算の結果

CETOLによる公差解析演算の結果、 設計仕様(14.6±0.5) に対して平均値が約 0.2mm シフトしており、設計仕様の範囲を大きく外れていることが確認できました。 結果のばらつきも大きいことから、公差値の調整でバラつ きを抑える方法では改善が難しいと判断できます。
そこで、寸法値を調整 (形状の見直し) により、 演算結果の平均値の見直しを実施しました。

3.ばらつきの改善

ばらつきへの寄与が高い公差値の見直しを行い、ばらつきの大きさの改善を検証します。CETOL 6σ では、CADモデルの修正を行うことなく、画面上で結果の変化を見ながらの検討が可能です。公差値の見直しにより、アセンブリ品質が Cpk=0.8 から1.0 に改善できました。

*続きはダウンロードしてお読みください。

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