CAM350-075は、PCB-CADから出力されたガーバーデータやドリルデータを読み込み、表示や印刷を行うなどの目視検査機能のみ絞り価格を抑えた、プロユースに応えるガーバービューアです。
フォルダ内のガーバーデータやドリルデータを一括して読み込むオートガーバー機能や、ファイル名からレイヤー情報を自動設定するテンプレート機能など、フリーのガーバービューアにない便利な機能を備えています。
また、読み込んで検査した結果をCAM350のデザインデータとして保存できますので、トレーサビリティ対策にも対応できる、PCB設計業務用などのプロフェッショナル向けのガーバービューアです。
CAMデータとして流通しているものはほとんどが読み込み可能です。
以下は対応しているフォーマットです。
読み込まれたデータは、CAM350のレイヤ表示機能で、任意のレイヤを重ね合わせて表示したり、印刷ができます。また、パッドサイズやライン幅、ギャップなどの計測機能もあります。
フォルダ内のガーバーデータやドリルデータ、アパーチャテーブルを一括して読み込む機能です。
フォルダ内のファイルをスキャンし、ガーバーやドリルのデータタイプやフォーマット、読み込みの有無を判別します。
さらに、ファイル名からレイヤ情報を判別し、レイヤタイプや表示色を設定することも可能です。
ファイルをスキャンした結果の例
上図は、6層PCB用の標準ガーバー、ドリル、アパーチャテーブルを自動スキャンした結果例です。
右端の列の緑色のチェックは読み込みの有無で、関係のないファイルを読み込み対象から外れているのが分かります。
アパーチャテーブルを自動で読み込むテンプレートが標準で62種類用意されています。
これにより、PCB-CADごとに形式が異なるアパーチャテーブルに柔軟に対応可能です。
また、ユーザ定義のテンプレートを登録することもできます。
DXF(AutoCADなどのメカCAD用データ) の読込みと出力を行います。
読み込まれたデータは、CAM350のレイヤ表示機能で、任意のレイヤを重ね合わせて表示したり印刷が可能です。
また、パッドサイズやライン幅を調べたり、パッド−ライン間の最小ギャップなどの計測機能も利用できます。
パッド−ライン間の最小ギャップを計測している例
読み込んだガーバーデータの表示例
ガーバーデータやODB++などを読み込んで3Dで表示することができますので、製造されたイメージを把握しやすくなります。
PCBの層構成を3Dで表示することができます。ビルドアップなど複雑な層構成を把握しやすくなります。