寺田 賢二郎 氏
東北大学 大学院工学研究科土木工学専攻 教授
受講者へのコメント
経歴・職歴
担当講座一覧
CAE強度設計のための力学講座 ~日本機械学会 公認CAE技能講習会~
CAEソフトで様々な分野の力学問題を解き、設計に役立つ力学モデルや数式の物理的意味の理解を深める
FEM原理-I 基礎編
有限要素法の基礎原理のポイントをおさえ、得られる解の意味と性質を理解する
FEM原理-II 応用編 ~日本機械学会 公認CAE技能講習会~
「要素やメッシュを変えると数値解が異なる」現象を体験しながらその理屈を学ぶ
所属学会と出版物
学会(所属学会等)
著書
「均質化法入門」寺田賢二郎・菊池 昇 著(丸善)
「計算力学 ―有限要素法の基礎―」竹内則雄・樫山和男・寺田賢二郎 著(森北出版)
Webサイト
Lecturer’s Profile講師の横顔
大学時代、ジャズミュージックの虜になりました。インプロビゼーションは、単なるアドリブではなく、高度な発展を遂げた理論と原理・原則に忠実でありながらも、アーティストの感性と技の織りなす芸術品として魅力的なものでした。残念ながら音楽の才能に恵まれませんでしたが、大学の教員にはなれました。しかし、自分にとっての教育・研究は、その取り組み方や楽しみ方において、音楽などの芸術とさほど違いはありません。
ジャズに限らず、専門性の強い文化領域は、その歴史を理解することで初めて次世代が展開しえるものです。同様に、学門体系も、その専門領域の現状を作ってきた経緯や必然を認識しながら幹や枝葉を育てられれば、それはまた新たな生産活動や研究・開発へと継承され、歴史が形成されるはずです。研究成果を後世に残し、ときに社会に還元し、研究を通して次代を担う研究者や技術者を育てることは、大学人としての使命であることに疑いはないのですが、自分にとっては情熱的でクールな嗜好でもあります。
アーティストにとっての舞台が、戦場であると同時に何よりも楽しい場所であるのと同じで、私にとって講義や研究発表の場は、常に真剣勝負の場であるのと同時にインプロビゼーションを披露するための晴れ舞台なのです。引き続き精進して芸を磨いてゆく所存ですので、皆様、今後ともよろしくお願い致します。
*今も第一線で奮闘される先生の様子は、Belief 「伝えることで、未来は変わる。」 寺田 賢二郎先生の物語からもご覧いただけます。
