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CAEのための振動工学基礎II
~2自由度系の振動とモード解析・構造音響連成系~
本講座では、2自由度ばね質点系の振動とモード解析、およびモード解析に基づいて振動を低減する考え方、2自由度系の応用である動吸振器による振動低減、振動と音の関係をモデル化した構造音響連成系を、実験データも示しながら説明します。
Keywords : 振動モード、モード質量、モード剛性、モード減衰、反共振、動吸振器、構造音響連成、パネル寄与解析
こんな方におすすめ
- 企業内で振動解析・音響解析を行う解析者、設計者
- モード解析の基礎を理解したい方
- 動吸振器の基礎を理解したい方
- 構造音響連成系の基礎を理解したい方
講座の内容
振動現象を特徴づける重要な振動特性は固有振動数、モード減衰比、振動モードの三つで、モード特性と呼びます。本講座では2自由度系の振動を通して、振動モードの説明、およびモード解析に基づいて振動を低減する考え方と実験データから振動モードを同定する方法を説明します。また2自由度系の応用である動吸振器による振動低減や、振動と音の関係をモデル化した構造音響連成系を説明します。振動と音の関係では、振動を低減しても音圧が下がらない場合があることなどを説明します。理論だけではなく実験についても説明します。
本講座で説明しない固有振動数、減衰比については関連講座の「1自由度系の振動と減衰・音響基礎」で説明します。
事前学習として望ましい知識
- 高校数学(ベクトル・行列・線形代数)、高校物理(力学)
日程・お申し込み
受講形態 | 座学 |
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受講料 | 40,000円(税別) ※ お支払い方法は、セミナー受講料のお支払いについてをご確認ください。 ※ 本価格は税別価格です。別途消費税が加算されます。 ※ 参加費はセミナー開催日時点での消費税率が適用されます。 ※ 消費税率変更前に事前支払いをされた場合も、別途差額を申し受けます。 |
時間 | 10:00~17:00 |
会場 | オンライン |
受講要件 | こちらから |
定員 | 15名 |
開始時間 | 内容 |
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10:00 | ・無減衰2自由度系の運動方程式 連立方程式の行列表現,行列演算の基礎 ・無減衰2自由度系の強制振動 逆行列,行列式,固有値解析 |
11:00 | ・振動モード{φr}と直交性 モード質量mr,モード剛性kr,質量正規化 |
昼食 | |
13:00 | ・モード法による周波数応答解析 モード寄与,モード減衰cr,モード減衰比ξr ・モードに基づいた7つの振動の低減方法 反共振 |
14:30 | ・動吸振器による振動低減 ・実験モード解析:剰余質量,剰余剛性 |
16:00 | ・構造音響連成系 |
17:00 | 講義終了 |
- 設計担当/半導体製造・エレクトロニクス
- 固有値解析などを行うための基礎的な知識の導入として最適な講義だと感じました。
- 解析担当/電子機器
- 数式をもとに解説していただき、振動とはどんな現象なのかが明瞭になりました。また、ボリュームが多いため、二日に分けて抗議していただいたのは丁度よかったです。 FEMでは、なんとなくのイメージだけではなく、基礎からしっかりと理解することが大切だと考えるため、第三者へもおすすめです。
- 解析担当/自動車関連
- 言葉の定義と、物理意味を含めて説明いただき、また、解法も丁寧に説明いただけたので大変わかりやすかったです。1.5日間という設定でも、 集中して理解できる時間間隔でした。
- *CAEユニバーシティ事務局より
- 「時間が短い」「もう少しゆっくり聴きたい」とのお声を複数いただき、1日だった日程は2023年より1.5日に拡張いたしました。
必要なシステム要件
【必ずお読みください】 本セミナーを受講するためにはZoomのインストールおよびサイバネットCAEクラウドへの事前接続チェックなどの準備が必須となります。事前準備にご協力いただけなかった場合、当日のご受講ができない可能性がございますのでご了承ください。
視聴に必要なシステム要件はこちらの下部「Zoom(座学で使用)」をご覧ください。
(本講座では、リンク先上部に記載のあるサイバネットCAEクラウドは使用しません)