解析事例
三相誘導モータの二次元可変速過渡磁場解析
こんな方におすすめ
- 誘導モータの設計ををされている方
- 誘導モータの滑りをシミュレーションで知りたい方
- 誘導モータの特性(出力、トルク、立ち上がり速度、二次電流など)をシミュレーションで知りたい方
かご型の誘導モータを3相交流の電圧で可変速に回転させます。
さらにモータの効率、トルク、回転速度、損失等を解析しています。
2次元モデルの三相誘導モータの解析では、分布巻されたコイルに三相交流電圧を指定して、ステータに回転磁界を生成させロータ側のかご(アルミ)に誘導電流を発生させます。ロータに発生した誘導電流によってステータの回転磁界に追従するトルクが形成されロータが回転します。
またステータの回転磁界によってロータが実際に回転する挙動もMaxwellのモーション機能を使用してシミュレーション上で回転させることができます。
ステータの回転磁界速度とロータの回転速度から誘導モータの特性にとって重要となる「滑り」も知ることができます。
さらにMaxwellでは誘導電流による鉄損、ロータとステータに指定したコア材のコアロス、それらの影響が考慮されたトルク、インダクタンス、誘起電圧等をシミュレーションよって知ることができます。
解析モデル

左図.誘導モータの二次元断面モデル 右図.誘導モータの三次元モデル