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解析事例

構造解析

光学性能評価解析

こんな方におすすめ

  • 光学性能として重要視される複屈折、光路差、屈折率分布、密度分布を算出したい
  • 複屈折低減の検討を効率よく行いたい

PlanetsX ver.2.1 では、光学性能評価解析「AURORA(オーロラ)」をオプション機能として追加しました。
光学性能評価解析は、成形品に残留する応力のうち、固化後に発生する熱応力から複屈折等の光学性能を評価する物理量を計算することができます。
成形品内部の温度は、一般に不均一な分布を持ちます。この温度分布が全て室温まで低下すると、成形品の場所ごとに収縮の程度が異なり、その結果応力が発生します。この応力のことを熱応力と呼び、流動残留応力とは区別しています。
光学性能評価解析は文字通り、レンズや光学ディスクなどの光学製品を解析対象とします。
以下に、光学性能評価解析で得られる解析結果を紹介します。

解析概要

光学性能評価解析では、以下のように光学性能を決定する複屈折、光路差、屈折率分布、密度分布を得ることができます。
ユーザーはこれらの情報から、最適な光学製品の設計や成形条件の検討を行うことができます。

※ 画像クリックで拡大表示


複屈折分布

光路差

屈折率分布

密度分布

流動残留応力起因の複屈折と熱応力起因の複屈折

実際の成形品で観察される複屈折は、流動残留応力に起因するものと、熱応力に起因するものが足し合わさったものと考えることができます。
そこでPlanetsX ver.2.1では、両者を足し合わせる機能を追加しました。
この機能により、複屈折をその原因ごとに分けて考えることができるようになった為、複屈折の原因の特定が容易になり、複屈折低下の検討を効率良く行うことが可能となりました。
以下にそれぞれの複屈折と、それらが足し合わされた例を示します。


※この事例では、Ansysに加えて以下のライセンスが必要です。
Ansys Workbench版 射出成形CAEシステム PlanetsX

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