製品情報
Optimus 2026.1
リリース概要
Optimus 2026.1では、2025.1で導入されたAI機能をさらに強化し、ポストプロセスの効率化と結果共有の高度化を実現しています。また、Adaptive DOEの機能拡張により、サンプリングと応答曲面モデル構築を統合的に進めることが可能になりました。
さらに、GUIの刷新やダイレクトインタフェースの改良により、設計探索から結果分析までの一連のワークフローを、これまで以上に直感的かつ効率的に実行できるようになりました。
リリース日
2026年6月
主な新機能と特徴
AIポストプロセスの強化:分析・共有・再利用をさらに効率化
AIポストプロセスが、OptimusのGUI上で直接利用できるようになり、結果分析をよりスムーズに実行できるようになりました。さらに本バージョンでは、AIが生成したプロットの整理・再利用・共有を支援する機能が追加され、日常的な分析作業からレポート作成まで、より効率的に対応できます。

図1 AIポストプロセスの起動
AI生成プロットをまとめて出力できる「ダッシュボード機能」を追加
AIが生成した複数のプロットを、同一画面上でまとめて配置・表示できる機能です。比較したい結果を一覧化しやすく、出力内容を整理した状態で共有できます。

図2 AIポストプロセスのダッシュボード
用途に応じたプロットを即時生成できる提案機能の強化
分析対象に応じて候補となるプロットを提示し、必要な可視化の種類を選択しやすくする機能です。結果の特徴に合わせたプロット作成を効率化し、分析作業の手間を軽減できます。

図3 AIポストプロセスの提案機能
AIで生成したプロットをユーザー用テンプレートとして再利用可能
AIで生成したプロット設定をテンプレートとして保存し、後続の分析で再利用できる機能です。同様の表示条件を繰り返し適用できるため、作図設定の統一や作業の効率化に役立ちます。
これにより、分析作業の効率化だけでなく、結果共有や分析手順の標準化にもつなげることができます。

図4 AIポストプロセスのテンプレート作成
Adaptive DOEの機能拡張 :応答曲面モデル構築の効率化と精度向上
Adaptive DOE(適応型実験計画)のオプションが強化され、サンプリングに使用できる応答曲面モデルの種類が拡充されました。さらに、モデル構築時に対象とする出力を選択できるようになったことで、目的に応じたより柔軟なモデリングが可能になりました。
これにより、サンプリングからモデル構築までを一貫して実施できるようになりました。

図5 Adaptive DOEのオプション画面
その他の主な改良
サイドパネルの追加
操作性の向上を目的として、GUIの左側に新たなサイドパネルが追加されました。 この変更により、画面全体の見通しが向上し、必要な情報や機能に迷わずアクセスできるようになりました。これにより、操作のしやすさが向上し、より快適な作業環境を実現しています。

図6 サイドパネル
プロジェクトツリーの簡素化
従来は、プロジェクトツリーに利用していない項目も表示されていましたが、2026.1では構成が見直され、必要な項目のみが表示されるようになりました。
これにより、プロジェクト全体の見通しが向上し、必要な情報へより素早くアクセスできるようになります。表示が整理されることで、初めて操作する場合でも迷うことがなく、作業効率の向上につながります。

図7 プロジェクトツリーの簡素化
コメントのラベル表示
一部のポストプロットでは、設定したコメント内容を軸ラベルに表示できるようになりました。
これにより、パラメータ名そのものを変更しなくても、単位や補足説明をラベル上で分かりやすく表現できます。プロットの可読性が向上し、結果の解釈や共有がしやすくなります。

図8 コメントを表示した軸ラベルの例
ダイレクトインタフェースの変更
LS-DYNA
LS-DYNAは、落下試験、衝撃・貫通解析、衝突安全性、乗員保護などの分野で広く利用されている明示的シミュレーションソフトウェアです。
Optimus 2026.1では、LS-DYNAに対応した新しいダイレクトインタフェースが追加され、入力および出力ファイルの連携を通じて、よりスムーズに最適化ワークフローへ組み込めるようになりました。
また、リモート環境での実行にも対応しており、Optimusを実行しているマシンとは異なる計算機上でLS-DYNA解析を実行することが可能です。これにより、分散コンピューティング環境における柔軟性と拡張性が向上します。

図9 LS-DYNAの解析シーケンス
Adams Car Interface
従来から Adams-View を対象としたインタフェースは提供されていましたが、Optimus 2026.1 では Adams Car との連携機能が見直され、新たに Adams Car 向けのインタフェースが追加されました。
今回の対応では、従来のファイルやコマンドベースの処理を整理し、Adams Car で利用されるデータ構造により適した形で連携できるようになっています。これにより、設定作業の効率化とワークフロー全体の扱いやすさが向上しています。
● Adams Car ESF Interface
Adams Car ESF Interfaceは、Adams CarのESFプロジェクトファイルを対象としたインタフェースです。ESFファイルを直接読み取り、設計パラメータ、シミュレーション条件、候補となる要素を自動的に抽出できるため、従来必要だった手動での設定や置換ルールの作成を大幅に削減できます。
また、ESFベースのソルバー出力から応答パラメータを取得し、Optimusのワークフローへ取り込むことも可能です。これにより、入力設定から結果取得までを一貫して扱いやすくなり、Adams Carを用いた最適化やパラメータ検討をより効率的に実施できます。

図10 Adams Car ESF Interfaceの解析シーケンス
● Adams Car Assembly (Asy) Interface
Adams Car Assembly (Asy) Interfaceは、ESFファイルを介さず、Assemblyレベルのデータを直接扱うためのインタフェースです。バイナリ形式のAssemblyファイルを読み取ることで、候補となる入力パラメータの抽出や、各実験条件に応じた値の置換を実行できます。
ESFベースの定義に依存せずに連携できるため、Assemblyレベルでモデルを管理している環境でも柔軟に適用できる点が特長です。これにより、Adams Car モデルの構成や運用方法に応じて、より適した方法でOptimusとの連携ワークフローを構築できます。

図11 Adams Car Assembly (Asy) Interface の解析シーケンス
機能改良
- Cradle
- JMAG
- Creo
- SimulationX
- Abaqus
- Simcenter Amesim
- ANSYS Workbench
- ANSYS Electronics Desktop
- CETOL
※ダイレクトインタフェースの種類により、必要なライセンスが異なります。
その他の対応アプリケーションについては、対応アプリケーションをご覧ください。
より詳細な新機能や改良点については、ユーザー専用コーナーをご覧ください。
