CYBERNET

製品情報

Optimus 2024.1

リリース概要

ChatGPT技術を活用した多言語対応のNoesis AIアシスタントにより、リアルタイムの技術サポートをご利用いただけます。Multi-Fidelity EGOでは、異なる忠実度の解析を併用して、低い計算コストで解析時間と精度をバランスよく考慮した最適化が可能です。Lighthouseが新たに多目的最適化に対応し、さらに幅広い混合整数最適化問題や組み合わせ最適化問題を高速に解くことが期待されます。ダイレクトインタフェースには、nvisionとfleXstructuresが新たに加わり、既存のインタフェースの機能拡張も行われました。

リリース日

2024年6月

主な新機能と特徴

Noesis AIアシスタント : AIによるリアルタイム技術サポートでユーザーエクスペリエンスを向上!

ChatGPT技術を活用した多言語対応のNoesis AIアシスタントでは、会話形式で知りたい情報を質問することができます。Optimusの操作方法や最適化アルゴリズムの解説、結果の分析などの不明点に対してリアルタイムで回答が得られるため、マニュアルやFAQを探す手間や時間を削減できます。

質問と回答は匿名で記録され、利用者からのフィードバックと共に日々ナレッジベースが進化し続けます。

図1 Noesis AIアシスタントの操作画面

Multi-Fidelity EGO : 精度と時間の異なる解析の融合による低計算コスト最適化!

Multi-Fidelity EGOでは、異なる忠実度の解析を併用して、低い総計算コストで解析時間と精度をバランスよく考慮した最適化が可能です。

同じ解析シーケンスに設定した、高精度で計算時間の長い3次元や細かいメッシュの解析と、低精度で計算時間の短い1次元や粗いメッシュの解析の結果を融合し、自動的に解析を切り替えることで、低い計算コストで高い精度の最適解の探索が期待できる最適化アルゴリズムです。

※Multi-Fidelity EGOのご利用には別途設定が必要となりますのでご希望の方はお問い合わせください。

図2 Multi-Fidelity EGOのフローイメージ

幅広い最適化問題に対応した最適化アルゴリズムLighthouseが多目的最適化に対応!

Lighthouseが新たに多目的最適化に対応し、さらに幅広い混合整数最適化問題や組み合わせ最適化問題を高速に解くことが期待されます。

組み合わせ最適化は、順序や組み合わせのように多くの選択肢の中から最適解を探索する問題で、総当たりの検討では組み合わせ数が膨大になってしまいます。混合整数最適化は、設計変数がヒートシンクのフィン数などの整数または部品番号や地名などの名義変数を扱う問題であり、どちらも最適化問題として難易度が高いと考えられています。

Lighthouseは、これらの問題に対して従来のアルゴリズムより早く、より良い最適解を求めることが期待されます。また、設計変数が連続値でも他のアルゴリズムと同様に良好な最適解を得られることが確認されているため、幅広い最適化問題に適用可能です。

※Lighthouseは現在追加ライセンス不要でご利用いただけますが、ご利用には別途ライセンスの発行が必要となりますのでご希望の方はお問い合わせください。

図3 Lighthouseの設定画面

その他の主な改良

GUIの改善

GUI起動時の画面にプロジェクトの利用履歴、サンプルファイル、AIアシスタントの各機能に直接アクセス可能なアイコンが追加されました。プロジェクトの利用履歴とサンプルファイルの画面では、解析シーケンスのサムネイル画像が表示され、プロジェクトを開く前に内容の確認が可能です。

図4 GUI起動時画面とサンプルファイル表示画面

結果の再利用機能の拡張

実行済みのパラメータ値の組み合わせにおける解析をスキップ可能な結果の再利用機能が拡張され、より柔軟に再利用する結果を設定できるようになりました。

図5 結果の再利用の拡張機能設定画面

Post-Command

解析シーケンスで、メソッドの最後の実験終了後に、一度だけ実行されるコマンドとしてPost-Commandが設定できるようになりました。

図6 解析シーケンスのPost-Command設定例

ダイレクトインタフェースの追加

nvision

nvisionは、Noesis Solutions社が開発したシミュレーションをサロゲートモデルに置き換えることで、リアルタイムの結果予測が可能なモデリングツールです。nvisionのインタフェースでは、Optimusからサロゲートモデル上の計算をする解析シーケンスを容易に作成することが可能となりました。

図7 nvisionの解析シーケンス

fleXstructures

3DケーブルシミュレーションソフトウェアであるfleXstructuresのインタフェースが搭載され、解析の自動化プロセスである解析シーケンスを容易に作成することが可能となりました。

fleXstructuresダイレクトインタフェースでは、.xmlファイルに入力パラメータを代入し、.xmlファイルから出力パラメータを抽出することが可能となります。

図8 fleXstructuresの解析シーケンス

新規搭載

  • nvision
  • fleXstructures

機能改良

  • Matlab

※ダイレクトインタフェースの種類により、必要なライセンスが異なります。

その他の対応アプリケーションについては、対応アプリケーションをご覧ください。

より詳細な新機能や改良点については、ユーザー専用コーナーをご覧ください。

過去のリリース情報

お問い合わせ

サイバネットシステム株式会社
Noesis 製品問合せ窓口

optimus_info@cybernet.co.jp

メールでのお問い合わせも承っております。
Noesis 製品に関するご質問はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら