製品情報
Optimus 2019.1 SP2
リリース概要
本バージョンでは、機械学習を用いた新たな応答曲面法を複数種類追加しました。これにより応答曲面モデルの作成効率や精度の向上のほか、適用できるケースの増加が期待できます。また、応答曲面法の選択に迷った場合に、最適な応答曲面モデルを自動で作成/選択する手法も搭載されました。
さらに、AdaptiveDOE、ワークフロー機能の強化と、ダイレクトインタフェースの改善/バージョン対応が行われました。
リリース日
2019年7月
主な新機能と特徴
応答曲面モデル作成手法の追加
ニューラルネットワークやカーネルマシン、ランダムフォレスト等の機械学習を用いた応答曲面法が追加されました。また、最適な応答曲面モデルを自動で作成/選択する手法も追加されました。
より詳細な新機能や改良点については、ユーザー専用コーナーをご覧ください。
Adaptive DOEの強化
機械学習の強化、および学習時のオプション機能が追加されました。これにより従来よりも詳細に応答を学習することが可能となり、未知の問題に対しても、より簡単に実験計画/応答曲面モデルの作成を実現することができます。
※Optimus Premium DiscoveryまたはOptimus Full Premiumをお持ちのユーザー様にご利用いただけます。
ワークフロー機能の強化
Optimusから各種ツールの自動化を設定する、ワークフロー機能を強化しました。
従来、ユーザーが指定した条件によって、解析などの処理を実行しない設定が可能でした。本バージョンでは処理を実行しない範囲を詳細に指定することが可能となりました。これにより不要な解析やデータ処理を回避できます。また、ワークフローの一部を繰り返し実行するループ機能が分散処理に対応しました。
さらに、階層型最適化機能はダイレクトインタフェースと同様の使用方法でワークフローの構築が可能となりました。
これらにより各種処理が大幅に短縮され、より効率的に製品設計に取り組むことが可能となります。
ダイレクトインタフェースの追加・改良
ダイレクトインタフェースとは、Optimusと組み合わせて利用する各種ツール(CAD・CAE)を自動実行する設定を容易にする機能です。各種ツールのファイルを選択すると、Optimus が設計変数と出力値の候補を自動で抽出します。
2019.1 SP2では、以下のダイレクトインタフェースの改良を行うことで各ツール間の操作性が向上しました。
機能改良
- ABAQUS
- ANSYS Workbench
- CATIA
- CETOL 6σ
- Creo Parametric
- LS-DYNA
- Maple
- NX CAE
- SimulationX
※ダイレクトインタフェースの種類により、必要なライセンスが異なります。
その他の対応アプリケーションについては、対応アプリケーションをご覧ください。