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CAEユニバーシティ 特別公開フォーラム 2018

~エンジニアリング教育の先にあるもの~

CAEユニバーシティ 特別公開フォーラム 2018 ~AI時代におけるCAEとの付き合い方~

例年多数のお客様にご参加いただいている本イベントも、おかげさまで今回が5回目の開催となりました。お客様および関係者皆様に感謝いたします。

さて、エンジニアリング教育を行うこと、受けることは、知識を与える、得ることだけが目的ではありません。設計現場の効率化や、産学連携研究、最先端のCAE手法の開発など教育からつながる、多くの「先にあるもの」を見据えて実施することが求められます。それを踏まえ、本年はテーマを「エンジニアリング教育の先にあるもの」としました。
基調講演では、東北大学教授 寺田先生に「計算力学の研究動向と産学連携CAE」と題したご講演をいただきます。また、CAEユニバーシティ講座のユーザー様による教育導入事例や、講師による講演はもちろん、プログラムの最後には「働き方改革とCAEエンジニア」をテーマとしたパネルディスカッションも実施します。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

当日の資料がPDFでダウンロードできます

こちらの【当日配布資料ダウンロード】ページからダウンロードください。

開催概要

会場 アキバプラザ 5F アキバホール
日時 2018/08/24(金)13:00~17:00
対象
  • ・企業のCAE/設計教育に携わっている方。
  • ・設計・研究・開発・実験担当、解析専任など自らCAEを扱う方
    もしくは業務上CAEに何らかの形で関わるエンジニア。
  • ・これからCAEおよびその教育に取り組む予定のある方。
  • ※同業他社の方、また弊社判断によりお断りする場合がございます。
受講料 無料(Webにて事前登録制)
主催 サイバネットシステム株式会社 CAEユニバーシティ事務局

お申し込み・視聴サイト


参加お申し込みの受付は終了しました。

プログラム

時間 講演内容
13:00~13:10 開会のご挨拶
サイバネットシステム株式会社
13:10~14:10
計算力学の研究動向と産学連携CAE
東北大学 災害科学国際研究所 教授
寺田 賢二郎 様
14:10~14:15 休憩
14:15~14:45
Verificationに重心を置いたCAEの利用法
日本工業大学 基幹工学部 機械工学科 准教授
瀧澤 英男 様
14:45~15:00 休憩
15:00~15:30
CAE活用拡大に向けて~CAEの利点を実感するには~
株式会社デンソーテンテクノロジ 第三エンジニアリング部 第2設計チーム
湯田 康弘 様
15:30~16:00
CAE教育推進者の奮闘記~『1dayワークショップ』に辿りつくまで~
横河電機株式会社 様
16:00~16:10 休憩・レイアウト変更
16:10~17:00
働き方改革とCAEエンジニア
【コーディネーター】
横浜国立大学 大学院環境情報研究院 准教授 松井 和己 様
【パネリスト】
・芝浦工業大学 システム理工学部 准教授 渡邉 大 様
・株式会社デンソーテンテクノロジ 第三エンジニアリング部
第2設計チーム チームリーダー 音丸 泰治 様
・横河電機株式会社 様
・サイバネットシステム株式会社 三浦
17:00~17:10 アンケート記入
17:30~19:00 懇親会

講演概要

計算力学の研究動向と産学連携CAE

東北大学 災害科学国際研究所 教授

寺田 賢二郎 様
最近の国際ジャーナルや国際会議で発表された研究のレビューを通して、計算力学とCAEの研究動向を探り、主要な研究者による代表的な解析例や自身による最新の研究成果を紹介しながら今後の展望を述べる。また、自身の産学連携の研究成果の幾つかを紹介し、理想的な役割分担や成果公開の考え方などについて議論するとともに、教育・人材育成の観点から、実務と学術に寄与する共同研究の在り方についても言及する。

Verificationに重心を置いたCAEの利用法

日本工業大学 基幹工学部 機械工学科 准教授

瀧澤 英男 様
V&Vの考え方を参考にして、CAEの有効利用のための枠組みについて述べる。実験の代替としてCAEを利用することを考えると、Validationに注目しがちだが、複雑な非線形問題においては、定量的精度を確保することは容易ではない。むしろVerificationに重心を置いたCAE利用を進め、設計課題で生じる物理現象への理解を深め、解析の不足を考察で補うことが重要である。

CAE活用拡大に向けて~CAEの利点を実感するには~

株式会社デンソーテンテクノロジ
第三エンジニアリング部 第2設計チーム

湯田 康弘 様
デンソーテングループは、「快適・利便」「安心・安全」「環境」の3つの事業領域を軸に 、人とクルマと社会をつなぎ、安全で快適なモビリティ社会の実現を目指しています。その中で、弊社は量産開発を担当しており、更なる設計品質向上と効率化を目指した“設計ツールを効果的なタイミングで活用する設計プロセス改革”を推進しています。その一つである“CAE活用拡大”に向けた取り組みを紹介します。

CAE教育推進者の奮闘記 ~『1dayワークショップ』に辿りつくまで~

横河電機株式会社 様
CAEのワークショップは、数日にわたって開催されるケースが多いと思いますが、『CAEの基本的な考え方を1日で理解・体験させたい!』をコンセプトに、『1dayワークショップ』を弊社内のユーザ向けに企画・実施しました。社内にCAEの専任部隊が居らず、かつ、ワークショップを企画した自分自身もCAEの達人ではない、という状況においてどのように企画し、進めてきたかをご紹介します。
さらに、1dayワークショップとはどのようなものかをさまざまな紆余曲折を経て実現した道のりも交え、CAEユニバーシティをご担当されている松井先生からお話いただきます。