医療機関における
背景と課題
「超高齢化社会」の時代を迎え、医療従事者の人材不足が大きな課題となっています。増え続ける患者に対して医師や看護師の数が不足しており、需要と供給のバランスが取れていません。医学部の定員増加など人材不足解消のための施策は進められていますが、医師の総数が増えても、すべての診療科で人手不足が解消するとは限りません。専門医でなくても適切な診断・治療が行えるようにしていくことも求められています。
サイバネットの
診断支援
技術ソリューション
サイバネットシステムでは、医療用ソフトウェアの開発を行っています。CTやMRIの画像データから3Dモデルを構築することができ、より適切な診断が行えるようになります。その3DデータはCAEによるシミュレーションにも活用することが可能です。また、AIによる病変の診断予測を行うソフトウェアも開発しており、専門医と同等レベルの診断が可能となりました。
特徴
AIによる診断支援技術
専門医により判断された多くの画像でAIの学習モデルを構築し、内視鏡画像診断支援ソフトウェアを開発しています。薬事承認を取得し、既に実用化している技術となります。
MRI・CT画像からの
3Dモデル構築技術
MRI、CT、PETなどから得られる医用画像を使用し、3Dモデルを構築することが可能です。3Dデータを活用することで、医師の診断を支援します。対象部位の位置や経路を明確にし、治療時の負荷低減にも貢献しています。
CAEよる
シミュレーション技術
患者固有の3Dモデルを使用したシミュレーションを行うことで、個別化医療の実現が可能となります。CAEによるシミュレーション結果を検証し、患者にあった治療法、インプラント設計などに活用されています。
導入事例
Direct Path
ソリューション
DirectPath は、CT 画像から仮想気管支鏡画像を自動作成し、3D 画像による対象部位の位置や経路情報を表示します。 従来の気管支ナビゲーションは仮想空間でのシミュレーションしかできませんでしたが、DirectPathを利用することで気管支鏡画像上にシミュレーション結果をリアルタイムに合成表示することで、これまでにない内視鏡検査の支援が可能となります。
EndoBRAIN
ソリューション
EndoBRAINは、内視鏡で撮影される画像に対し、AIによる解析処理を行います。
画像診断を行うためには病理医による判定が必要になりますが、その判定を支援するのがEndoBRAINになります。
これまでは細胞を切り取り、病理検査にまわし顕微鏡で観察して診断していたものが、内視鏡検査中に判定することが可能となります。
Ansys
ソリューション
オープンMRIシステムはアンテナコイルや人体モデルの他に大きな空間を持つ検査室を電磁界シミュレーションモデルで表現し、
発生する電磁界を正確に求める必要があります。
またMRIのアンテナコイルは画質だけでなく比吸収率(SAR : Specific Absorption Rate)も安全基準値を満たす必要があり、
SARの基準値を超えると患者は不快感を覚えるだけでなく人体組織が損傷することもあります。
Ansys HFSSを用いたこの SARシミュレーションを行うことで患者を危険にさらすことなく安全にシステムの評価が可能です。
導入までの流れ
ベンチマーク
トライアル利用
受託解析
ご要望に応じて、目的の結果が得られるかどうか導入前に無償/有償で弊社が解析を実施して検討します(ベンチマーク、受託解析)。また無償のトライアルライセンスをお貸し、お客様の方での試用も可能です。
トレーニング
立ち上げ支援
各種ツールのトレーニングのや理論のトレーニングをご用意しております。また①でお客様のモデルに対する受託解析をご依頼いただいた場合、必要に応じてお客様のモデルに対する解析ノウハウをご提供いたします。
充実したサポートや
カスタマイズ
弊社専門技術スタッフによるお問合せ対応やFAQ閲覧、セミナーテキストのダウンロードなど充実したサポートが利用可能です。また導入後も、内容に応じて有償となりますがお客様モデルでのトレーニングコンテンツ作成や解析の請負、特定の用途に応じた製品カスタマイズにも対応いたします。
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