CAEユニバーシティ 特別公開フォーラム 2015
~技術を紡ぐナレッジチェーン-分野を超える新感覚のCAE教育~

昨年、初めて開催した「CAEユニバーシティ特別公開フォーラム」では、講師講演やユーザー様の事例発表を行い、大変盛況のうちに終了致しました。本年はサブタイトルを「技術を紡ぐナレッジチェーン~分野を超える新感覚のCAE教育」とし、分野を超える雑多な知識や経験を「紡いで」いくCAEユニバーシティの技術教育についてご紹介いたします。
基調講演にはCAEユニバーシティ講師でもある東北大学 災害国際研究所 教授 寺田 賢二郎氏にご登壇いただくほかユーザー事例紹介として、3社様から最新の教育事例をご発表いただきます。なお、今年は機械系のみならず制御系分野や信号処理分野など、多分野に渡って教育事例や新講座のご紹介を行います。設計/CAE教育に携わる皆様はもちろんのこと、ご自身のスキルアップをお考えの皆様など、本年も多くのみなさまのお申し込みをお待ちしております。
開催概要
| 会場 | アキバプラザ 5F アキバホール |
|---|---|
| 日時 | 2015/8/28(金)10:00~17:00(9:30 受付開始) |
| 対象 |
※同業他社の方、また弊社判断によりお断りする場合がございます。 |
| 受講料 | 無料(Webにて事前登録制) |
| 主催 | サイバネットシステム株式会社 CAEユニバーシティ事務局 |
お申し込み・視聴サイト
参加お申し込みの受付は終了しました。
プログラム
| 時間 | 講演内容 |
|---|---|
| 10:00~10:10 | 開会のご挨拶 サイバネットシステム株式会社 |
| 10:10~11:00 | ~FEMの発展の経緯と現状分析を踏まえたCAEへのアプローチ~ 東北大学 災害科学国際研究所 地域・都市再生研究部門 地域安全工学研究分野 教授 寺田 賢二郎 様 |
| 11:00~11:40 | CAEユニバーシティ「流体力学実験室」のこれまでの状況と今後 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 准教授 白崎 実 様 |
| 11:40~12:15 | CAEユニバーシティのサービス概要~最近の展開についてご紹介~ サイバネットシステム株式会社 執行役員 加苅 政猛 |
| 12:15~13:15 | 昼食 |
| 13:15~13:55 | CAEユニバーシティ及び社内教育のハイブリッド講座の紹介 三菱重工業株式会社 技術統括本部 研修センター 企画・教育グループ 主席 廣瀬 均 様 |
| 13:55~14:35 | 産学連携による制御ワークショップの取組み 株式会社ホンダテクノフォート パワープラント開発部 パワープラント開発2課 シニアエンジニア |
| 14:35~15:15 | CAEで〝技術力底上げ〟に挑戦 株式会社エクシード 取締役 大西 徹 様 第1技術室 技術1G グループリーダー 奥村 方良 様 |
| 15:15~15:35 | コーヒーブレイク |
| 15:35~16:15 | 信号処理実験室 ~新しいスタイルの信号処理の実験室を目指して~ 埼玉大学情報メディア基盤センター長 兼 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 教授 島村 徹也 様 |
| 16:15~16:55 | 伝熱実験室~身近な伝熱現象から伝熱理論をさらう~ サイバネットシステム株式会社 CAEユニバーシティ室 室長 櫻井 孝 |
| 16:55~17:00 | 閉会 |
| 17:20~18:30 | 懇親会 |
講演概要
基調講演~FEMの発展の経緯と現状分析を踏まえたCAEへのアプローチ~
東北大学 災害科学国際研究所 地域・都市再生研究部門 地域安全工学研究分野 教授寺田 賢二郎 様
講師講演CAEユニバーシティ「流体力学実験室」のこれまでの状況と今後
横浜国立大学 大学院環境情報研究院 准教授白崎 実 様
講師講演CAEユニバーシティのサービス概要~最近の展開についてご紹介~
サイバネットシステム株式会社 執行役員加苅 政猛
良いCAEを使えば、良い設計ができますか?
人とソフトと仕事が有機的に繋がることを目指してCAEユニバーシティでは技術人材育成を展開しています。「産」の講師及び「学」の講師と連携しながら実施する定期講座、オンサイト研修、e-learningなど技術人材育成のための多彩なプログラムについて、ご紹介いたします。
ユーザー講演CAEユニバーシティ及び社内教育のハイブリッド講座の紹介
三菱重工業株式会社 技術統括本部 研修センター 企画・教育グループ 主席廣瀬 均 様
ユーザー講演産学連携による制御ワークショップの取組み
株式会社ホンダテクノフォート パワープラント開発部 パワープラント開発2課 シニアエンジニア岩本 利克 様
自動車制御の適合開発では、理論に基づく最適な適合値の短期決定が求められ、技術者への理論教育が重要となっている。「理論に基づく適合開発ができる技術者教育」という目標を掲げ、新たな試みとして制御理論と適合開発を結びつけた講習カリキュラム、自主的に学ぶスタイルを組合せたワークショップ形式の教育プランを産学連携で制作した。その取り組みについて紹介する。
ユーザー講演CAEで〝技術力底上げ〟に挑戦
株式会社エクシード 取締役大西 徹 様
第1技術室 技術1G グループリーダー 奥村 方良 様
私たちエクシードは、自動車関連部品の設計を中心とした、技術系アウトソーシング企業である。この事業形態の特徴は、設計技術が多方面にわたる傾向があること、深い知識の提供が求められること、そして、柔軟に対応すること、などが挙げられる。
様々な顧客要求に応えるため、メカ設計におけるCAEの役割が増すなかではツールの活用とそれを活用するための人材育成の両輪が重要になってくる。
今回はメカエンジニア育成のため、自社においてもCAE導入に至った背景やその後、また当社が目指すエンジニアの姿についても紹介する。
講師講演信号処理実験室 新しいスタイルの信号処理の実験室を目指して
埼玉大学情報メディア基盤センター長 兼 大学院理工学研究科 数理電子情報部門 教授島村 徹也 様
ディジタル信号処理の書籍は非常に多い。しかしその書き出しは、数式的であり、信号処理する実際の対象からかけ離れたものである。本実験室では、まず対象となるであろう信号、例えば、音、画像、を実際に作りだし、それらの物理的感覚を体験して頂く。そして、準備したMATLABプログラムで信号処理して頂き、信号処理にはどのようなものがあり、音や画像がどうなるのかを確認して頂く。実験室では、それらの処理が実際、どこに、どのように使われているのかを解説することで、信号処理という技術に興味を抱いて頂くことを目指す。言い換えると、『今までよりもより身近な信号処理』が本実験室のテーマである。
講師講演伝熱実験室 ~身近な伝熱現象から伝熱理論をさらう~
サイバネットシステム株式会社 CAEユニバーシティ室 室長櫻井 孝
好評をいただいておりますCAEユニバーシティの実験室セミナーですが、この冬にいよいよ待望の「伝熱実験室」がスタートいたします。 本講座では実験を通して各伝熱現象(対流や輻射)を体験していただくことを目的としています。実験を通して温度測定の計測装置の使い方に慣れていただき、さらに自然対流下における表面の光学特性の影響が温度計測にどの程度影響するかを把握します。また赤外輻射率の異なる表面を用意し、自然対流と輻射の放熱量の割合を調査します。
なお、今回、実験風景のビデオを交えながらご紹介させていただきますので、実験室セミナーを受けたことがないという方でもその雰囲気を味わっていただくことができます。ぜひこの機会に実験室ならではの魅力をご体験ください。
