出展内容

展示テーマ: 明日の自動車開発に新たなCAEソリューション

自動車開発では、「安全性能」や「快適性能」の向上のため、自動運転・先進運転支援システム(ADAS)など新しい技術に注目が集まっています。そうした中、企画、開発、設計、生産のあらゆる場面で、既存の手法にとらわれない、新たな「設計プロセス改革」が求められています。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の活用と量産化、HUD(ヘッドアップディスプレイ)の高機能化による運転環境の改善、図面品質向上による設計の効率化、騒音対策など多くの課題が存在し、そのいずれに対してもCAE技術の活用や連携が開発の鍵となっています。本展示では、こうした様々なCAEソリューションをご紹介するとともに、設計レビューのためのVRやIoTデータの活用など新たなテクノロジーもあわせてご紹介します。

車載レンズの熱解析
温度変化による光学特性の変化・問題点を事前にシュミレーションで把握

自動車に搭載されているカメラは、非常に大きな温度変化を伴う環境で利用されます。温度変化によって生じる屈折率や形状の変化によって、光学性能が低下してしまう問題があります。CODE VとANSYSを組み合わせて解析を行うと、熱による性能劣化を設計段階で見積もることができます。このため、問題が発生する前に必要な対策をとることができます。

関連製品:
有限要素法マルチフィジックス解析ツール ANSYS
光学設計・シミュレーション解析ツール CODE V

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ADAS光学ソリューション
前方状況確認を実現する光学解析

ADAS(先進運転支援システム)では車の周囲(特に前方)の状況を正確に捉え、運転者が確認できるようにすることが必要です。それにはヘッドライトやカメラ、LiDAR(レーザーレーダー)、ヘッドアップディスプレイ、ナイトビジョン、光ネットワークなどの光を使った技術が利用されます。サイバネットの光学解析ツールを使うことで、ADASに必要なさまざまな光学システムを実現可能です。

関連製品:
照明設計解析ソフトウェア LightTools
光学設計・シミュレーション解析ツール CODE V
自動車用照明設計プラットフォーム LucidShape

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HyperLynxで実現する電気的サインオフ環境

高速化対応を迫られる電気設計に対応していくためには、いかに効率よく最新の解析技術をキャッチアップできるかが重要になってきます。「HyperLynx」は、この問題を解決するための最適な解析ツールとなっており、高機能であることは当然ながら導入実績や操作性において他の解析ツールとは一線を画すものになっています。また、これらツールの運用効果を最大化するため、技術トレーニング・解析サービス・測定システムといったソリューションも併せて提供しております。

関連製品:PCB解析ツール HyperLynx

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ビッグデータの可視化が検証結果と設計をつなぐ!

センサーの普及により、IoTデータ・実験データは爆発的に増え続けています。BIGDAT@Viewerは、簡単な操作でデータを可視化することにより、統計的に数値データを読み解くことなく、データ全体を俯瞰し、傾向や気付きを得ることが出来ます。右図はBIGDAT@Viewerで使用しているビッグデータ解析エンジンtoorPIAを使用し、道路劣化診断を行った例です。

関連製品:ビッグデータ可視化ツール BIGDAT@Viewer

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ANSYS EKMによるデータ管理とアプリケーションポータルの構築

ANSYS EKMは汎用のCAEデータ・プロセス管理ツールです。管理が煩雑、俗人的になりがちなCAEデータ、それに関連するCAD、実験データ、レポート等の管理・共有を可能にし、目的の情報の素早い抽出を実現します。また、解析のバッチジョブ投入やリモート可視化機能も搭載されており、CAEのポータルサイトとしても利用頂けます。これらの効果でデータの有効活用やノウハウ共有が加速され、製品開発の効率化とコストダウンに貢献します。

関連製品:
データ・プロセス管理 ANSYS EKM

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複合材料解析ソリューション
CFRP量産化に向けた成形プロセス検討と強度予測

量産車への展開が期待されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の採用とその加工においては、課題と言われるコスト削減を実現するため「どのような材料・装置を使うか」を決める成形加工プロセスの検討が非常に重要となります。サイバネットが提供するANSYS、Multiscale.Sim、PlanetsⅩを組み合わせたCAE 統合システムを利用することで、CFRP 量産化のカギを握る成形加工プロセスの検討や強度予測が可能となります。

関連製品:
有限要素法マルチフィジックス解析ツール ANSYS
材料設計を支援するマルチスケールCAEツール Multiscale.Sim®
ANSYS Workbench版 射出成形CAEシステム PlanetsⅩ

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業務の効率化と工数の削減を実現
設計と解析をつなぐ!

SpaceClaimは、複雑な操作が必要な従来のCAD 製品と異なり、3 次元モデルを粘土細工のように自由に作成/編集できるモデリングツールです。他CAD データのインポートも可能で、その修復はもちろん、形状簡略化や分割エッジの修復、微小面や微小エッジの削除なども非常に簡単に行えます。またCAEソフトとのデータ連携にも優れ、設計~解析間のスムーズなやり取りや、生産現場でのモデル変更など、作業負荷の大幅な低減を実現します。

関連製品:
3次元ダイレクトモデラー SpaceClaim

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サイバネットVRソリューション
バーチャルデザインレビュー

3次元CADデータやCAEの結果をバーチャルリアリティ(VR)空間で共有し、設計者同士が気軽にコミュニケーションを取り合いながら設計レビューを行うシステムです。複数の利用者がVR空間上に表示された3次元CADモデルや解析結果を見ながら、コメントや指摘ポイント等を共有し、レビュワー同士で気軽にコミュニケーションをとることができるため、試作品を作る前に様々な角度から詳細を確認し、設計ミスを減らせる効果が期待できます。

関連製品:
熱流体解析ソフトウェアパッケージ ANSYS CFD
サイバネットVRソリューション バーチャルデザインレビュー

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電動車両のシステムモデリング&シミュレーション

近年、自動車のパワーソースはこれまでの化石燃料ベースの内燃機関(エンジン)から、環境負荷の低いモータへと急速にシフトしています。これにより自動車の制御システムは一層複雑化しており、自動車開発においてシステム開発の重要性は増々高まっています。弊社の提供する「MapleSim&Optimus」はマルチドメインを考慮したシステムレベルのモデリングからシミュレーションによる特性分析・最適設計、「Maple」のコア技術を活用した様々な検証環境(xILS、VRS)の構築までを強力にサポートします。

関連製品:
システムレベルモデリング&シミュレーション MapleSim
汎用型最適設計支援ツール Optimus

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設計者向け最適化展開ソリューション
開発期間の短縮と製品性能の向上を加速する

「最適化プロセスを設計者にどう展開したらよいか?」解析専任者の持つCAE/最適化のノウハウを設計者に展開する際のハードルの1つに、専用ツールの習得にかかるトレーニングなど教育面の課題が挙げられます。最適設計支援ツール Optimusは、設計者のツール習得の「煩わしさ」を解消します。設計者が使い慣れたEXCEL環境で解析実行できる、トレーニング不要の「EXCEL設計ツール」でPIDOの設計者展開をサポートします。
※PIDO:Process Integration & Design Optimization

関連製品:
汎用型最適設計支援ツール Optimus

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公差マネジメントによる図面品質の向上

3次元公差マネジメントツール「CETOL 6σ」は、3次元CADの中で公差設計を行える環境を提供することで、世界中のものづくりの現場で、製造コストの削減や品質向上に貢献しています。また、設計手法や調達環境の変化が著しい近年は、CETOL 6σが提供する情報を通じて「図面の品質そのものを向上させる(= どこで作っても同じ品質を管理できる状態の図面を作る)」という、”公差解析ツール”ではなくより広い意味での”設計ツール”としての活用に期待が寄せられています。

関連製品:3次元CADシステム用の公差マネジメントツール CETOL 6σ

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IHS Goldfireで設計情報の共有・再利用を協力にサポート!

設計・開発・解析・生産、どの工程をとっても、そこには膨大な量のデータや書類、文献情報があります。それらを資産として一元管理し、チーム間で検索・参照・再利用したり、各種モデルと関連付けたりするのがGoldfireです。過去の知恵や既存資産もフル活用して、効率よく無駄やミスのない開発環境の構築をサポートします。

関連製品:イノベーション支援ソリューション Goldfire

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「運転者位置」における音圧レベルの周波数特性を"超”高速計算!

自動車のロードノイズ低減課題に対しては、車室内空間における吸音・遮音設計と乗り心地を左右するバネ下構造設計の連携評価が必要です。この例では車室内空間の吸音・遮音設計後にバネ下構造変更による車室内音響特性変化をMapleSimによる1D(乗り心地性能評価)とWAONによる3D(音響特性評価)の連携ソリューションにより高速かつ効率的に評価しています。

関連製品:
音響解析ソフトウェア WAON
有限要素法マルチフィジックス解析ツール ANSYS
STEM コンピューティング・プラットフォーム Maple

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ドライバー負荷軽減
速度連動結像型HUDの設計

CODE Vでは、HUDのミラー形状やその配置を最適化することで、表示距離の調節が可能なHUDを設計できます。LightToolsでは、CODE Vで設計したHUDを取り込み、投射する像の見え方を再現した画像を生成できます。Optimusを用いて、CODE VとLightToolsを連携することで、光学性能と寸法、光学性能と調節範囲などの多目的最適化を実現し、バランスの取れた設計案の決定が容易になります。

関連製品:
照明設計解析ソフトウェア LightTools
光学設計・シミュレーション解析ツール CODE V
汎用型最適設計支援ツール Optimus

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サイバネットCAEクラウドが設計・開発プロセスを変える!

サイバネットCAEクラウドは、各種CAEソフトウエアをプライベートクラウドで利用可能で、高速リモートデスクトップと専用ポータルにより簡単に利用できる専門知識を必要としないサービスです。必要な時にすぐに利用でき、コラボレーション機能により、遠隔地のエンジニア間での共同作業が可能です。また、このコラボレーション機能を利用したエンジニアリングサービスを提供予定です。

関連製品:
CAEクラウド

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