この度、テーマを「ロバスト性・信頼性設計」と題しまして、東京・大阪・名古屋、そして今回より福岡会場を加えた4都市で、最適設計のためのソリューションセミナー4を開催いたします。 Optimus の生みの親でもある最適化分野の権威、ミシガン大学 Panos Y. Papalambros 教授による基調講演や、独 Audi 社における Optimus による最適化プロジェクトなど趣向を凝らした内容になっています。
対象 | 最適化を業務で取り組んでいる、もしくはこれから取り組まれる方。 CAEを用いた設計プロセスの効率化を図りたい方。 最適化の知識が無い方でもご参加いただけます。 |
---|---|
費用 | 無料 |
期間 | 1日間 |
時間 | 13:00〜17:30 |
会場 | 開催日 |
---|---|
東京会場 東京コンファレンスセンター |
2005年7月11日(月) |
名古屋会場 サイバネットシステム株式会社 中部支社 |
2005年7月8日(金) |
大阪会場 サイバネットシステム株式会社 西日本支社 |
2005年7月7日(木) |
福岡会場 福岡ソフトリサーチパーク |
2005年7月5日(火) |
ミシガン大学 Panos Y. Papalambros 教授
GM 社や Ford 社、米国国家プロジェクトなどに関わった経験を持つ、最適化分野の権威ミシガン大学 Panos Y. Papalambros 教授より、 各社における最適化技術の導入や、部品共通化における性能・コストの多目的最適化問題、さらに今回のテーマであるロバスト・信頼性設計をご講演頂きました。非常にわかりやすい講演が聴講者の方に好評で、セミナー終了後に多くのご質問を頂きました。実は Optimus も、彼の発想にインスピレーションを受けた Nick (Noesis) が Panos と共に開発を進めた製品です。
サイバネットシステム株式会社 PIDO グループ 中本 伸吾
PIDO ツール Optimus の中心機能である自動化・統合化・最適化機能のご紹介と、最先端のアルゴリズムを搭載する Optimus のロバスト・信頼性機能を使ったシックスシグマデザインの実現を、 ANSYS モデルを使い実際の事例でご紹介いたしました。本事例では、目的のシグマと失敗の確率双方を満たした、安定性のある製品設計に成功しております。
ANSYSの静電場解析におけるロバスト・最適化事例
Noesis Solutions NV: Nick Tzannetakis
Optimus の開発総責任者である Nick Tzannetakis より、既に Optimus に搭載されているロバスト・信頼性手法の FORM 、Importance Sampling や、今後搭載予定の最新手法についてご紹介を致しました。 Noesis 社は、製品を取り巻く環境において必ず発生するバラツキを考慮した、ロバスト・信頼性を非常に重要と位置づけており、常に最新のアルゴリズムの研究をしております。
第一部:プラットフォームコンピューティング株式会社 滝本 高宏様
第二部: Noesis Solutions NV: Nick Tzannetakis
Optimus のパラレル処理を実現するツールの一つである LSF を用いて、最適化に必要な繰返し計算を劇的に効率化した例を、実際のユーザーの事例を通じてご紹介しました。本セッションは 2 部構成で行われ、第 1 部はプラットフォームコンピューティング社より LSF をご紹介頂き、第 2 部では Optimus ユーザー、独 Audi 社における実際の問題に適用された事例を数件ご紹介致しました。
衝突問題等の複合領域について通常488日かかる最適化を、わずか16.6日にて実施できました
サイバネットシステム株式会社 PIDO グループ 加藤 麻衣
Optimus と MATLAB/Simulink の設定の時間を劇的に短縮するダイレクトインタフェースを、デモンストレーションを交えてご紹介致しました。このインタフェースは MATLAB の M-file を選択すると、自動的に設計変数・目的値・制約値がリストアップされ、 Optimus のシーケンスが自動作成されます。これまで必要だったテキストベースでのパラメータの設定が全く不要になり、最適化の実施までにかかる設定が劇的に削減されます。
第一部:マスソフト・エンジニアリング・アンド・エデュケーション・インク 鹿倉 潔様
第二部:サイバネットシステム株式会社 PIDO グループ 古井 佐土志
計算の過程を明確に示す事で設計者ノウハウを構築する事が可能なドキュメントソフトウェア Mathcad と、 PIDO ツール Optimus を用 いる事により、タグチメソッド実現の可能性をご紹介いたしました。タグチメソッドを Mathcad を用いて、その計算過程プロセスを設計図書化することで、その過程をトレースできるようにしております。もちろん直交表の割付や、それに基づく計算の繰返し作業、要因効果図や最適条件の自動算出まで、全て Mathcad-Optimus によって自動化が可能になっています。
Noesis Solutions NV: Nick Tzannetakis
PIDO マーケットリーダーである Noesis Solutions 社は、 Optimus を核とした様々なソリューションを皆様に提供するため、日夜開発を行っております。ダイレクトインタフェースをはじめとした使い易さの追求や、最新のアルゴリズムの搭載による効率的な最適解の算出、次世代の PIDO ツールを目指した開発を続けております。
本セミナーで使用した資料のダウンロードが出来ます。専用のお申し込みフォームからお申し込みください。
※ユーザー専用コーナーのID・パスワードをお持ちの方は、申し込みの必要はありません。こちらからダウンロードしてください。