CYBERNET EDA Forumでは、設計の現場で課題・問題となっている事象をテーマにその知見と解決策を提案する場として毎年多くの方に御来場いただいております。
本年もPCB設計・解析では、「EMC・ノイズ対策」をテーマに、製品開発に潜む課題を明確にし、その解決策についてご提案いたします。
また、本年はさらにパワーアップし、LSI/FPGA設計・検証を実施している方を対象に「FPGA設計における非同期検証の必要性」をテーマになぜ、FPGA設計段階で非同期検証が必要なのかという点に着目し、新たにLSI/FPGAセッションを設け1日をかけて製品開発設計による品質向上と納期短縮を実現する1日!と題して、開催いたします。
本年は新たな試みとしまして、LSI/PCBの両セッションの講演と同時並行といたしまして、実際に製品を体験頂くセッションも同時に開催いたします。こちらは、人数に限りがございますのでお早めにお申し込み頂けます様、お願い致します。
従来と同様に展示コーナーも設けておりますので、講演者のご質問や講演に関わる課題への解決方法のご相談などお気軽にお声かけ頂ければと考えております。
皆様のご来場心よりお待ちしております。
名称 | CYBERNET EDA Forum 2017 ~FPGA設計/検証~PCB設計/検証による品質向上と納期短縮を実現する1日!~ |
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日時 | 2017/07/27(木)10:00~17:20 (LSIセッション 09:45受付開始) (PCBセッション 13:15受付開始) |
会場 | 富士ソフト アキバプラザ セミナールーム1 地図 展示スペース:セミナールーム3 体験スペース:セミナールーム4[事前申込制] |
主催 | サイバネットシステム 株式会社 |
定員 | 120名 |
参加費 | 無料 |
時間 | 講演セッション | 体験セッション |
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10:00-10:05 | 開会挨拶 | |
10:05-10:55 | 設計スタイルガイドをベースにした非同期設計と検証 | ミッドレンジPCB設計環境のSI/熱解析の基礎を体験(1回目) |
10:55-11:05 | 休憩 | |
11:05-11:55 | CDC問題を特定する3つの方法と解決策 | ミッドレンジPCB設計環境のSI/熱解析の基礎を体験(2回目) |
11:55-12:45 | お悩み無用!ドキドキ非同期問題からの脱却術! | ミッドレンジPCB設計環境のSI/熱解析の基礎を体験(3回目) |
12:45-13:30 | お昼休憩 |
時間 | 講演セッション | 体験セッション |
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13:30-13:35 | 開会挨拶 | |
13:35-14:25 | FPGA-PCBシステム開発における働き方改革のススメ | |
14:25-15:15 | ミッドレンジPCB設計環境を活用したノイズ対策ソリューション | 非同期設計におけるCDC検証とエラー対策 |
15:15-15:40 | コーヒーブレイク | |
15:40-16:30 | 自動車周辺の電磁界計測とシミュレーション | カバレッジによるゴール設定とカバー率向上 |
16:30-17:20 | PCB設計における電磁界シミュレータの活用 | RTL設計スタイル/リントチェック |
招待講演
ASICやFPGA等のデジタル回路において非同期間設計は、トラブルが多いことで知られています。本講演では、RTL設計スタイルガイドをベースに、非同期間設計の正しい考え方と検証方法についてレクチャーします。
技術講演
非同期のデータ転送における問題(以下、CDC問題)は回路上で対策が施されていれば大部分は解決可能である。
しかしそれでもFPGAの再作成となる大きな1つの要因は、有効な検証手段がないということである。
CDC問題はRTLコードの目視チェックだけでは漏れをなくすことは不可能であり、また実機検証では必ず発生するとは限らず問題を全て解決できない。
本講演では、①RTL上でCDC問題を特定する手法、②CDC問題の例と対策方法について紹介する。
招待講演
様々なインタフェースを搭載している製品にとって、非同期回路設計で発生する問題解決は永遠のテーマである。
しかし、非同期に関する知識は各エンジニアでレベルが統一していないのが現状であり、それが問題を引き起こす要因となっている。
本講演は、その実例を挙げながら、非同期で起きやすい問題の理解を深め、その問題に対して、設計・検証の現場でどのようにアプローチし、解決に導いていくかを説明する。
招待講演
システムの高機能化、複雑化、高速化が進み、その検証とテストは困難を極めている。さらに産業機器、医療機器、車載機器用に納品するB2Bでは、安全やセキュリティも検証/テストの対象となる。より多くのことを限られた人的資源でこなし納期を達成するには、働き方=開発工程の見直しとそのための戦略が必要である。論理面の検証と物理面のテストを、仮想環境と実機環境で網羅する上で極めて重要な戦略について考察する。
技術講演
従来、EMC/ノイズ対策では実機検証・シミュレーションを用いた検証手法が多く用いられている。その中でもシミュレーションでは各用途に合わせて様々なツールを組み合わせて検証を行っている。本講演では、サイバネットが提供するミッドレンジPCB設計ソリューションとして、製品開発におけるSI/PI/EMI/熱解析環境のソリューションを提案する。
招待講演
近年、車両の電動化が進み、車載用パワエレ機器からの電磁ノイズ低減が必要となっている。また、先進運転支援システムの搭載が進み、センサや通信機器は、外来電磁ノイズの影響を受けないようイミュニティー性能の向上も必要となっている。今後、自動車の電磁環境両立性は品質確保の重要な要素となる。自動車の電磁環境を解析するには計測とシミュレーションが必須となるため、本講演ではEMCに関連する具体例をもとに高周波の電磁界計測とシミュレーションについて概説する。
招待講演
同じようにも見えながら、PCB設計の違いにより、同じ回路、部品を使用した電子機器の動作安定性やノイズ性能に大きな差がみられることがある。何故このような差が生じるか、原因はPCBレイアウトを電磁界解析することでみえることもある。PCB設計において、電磁界解析を上手く活用するための考え方、方法について紹介する。
PCB体験セッション
SI解析:ダンピング抵抗値の最適化検証(抵抗値変更での波形変化)を行い波形整形対策前後の評価を体験いただきます。
熱解析:基板レベルで強制空冷による気流速度の値を変更し、部品と基板全体の温度変化の確認を体験いただきます。
LSI体験セッション
非同期転送におけるデザイン構造のチェックとエラー解析/対策をQuesta CDCによって体験頂けます。また、構造解析以外にもプロトコルチェックも実施頂けます。
対象製品:Questa CDC 使用環境:Linux
HDL Designerを使用して、RTLに対してリントチェックを行います。
チェックにより検出されたエラーをRTL設計スタイルガイドに則り修正し、エラーが回避されたことを確認するフローを体験して頂けます。
対象製品:HDL Designer Series 使用環境:Windows
ModelSimによる論理シミュレーションにおいて検証のゴールをコードカバレッジにより可視化できることを確認頂けます。また、解析結果よりカバー率を容易に向上できることを体験頂けます。
対象製品:ModelSim 使用環境:Windows