Bluespec User Group Meeting 2012 開催報告

2012年1月27日(金)秋葉原 富士ソフトプラザにて開催の「Bluespec User Group Meeting 2012」は、多くのお客様にご来場いただき、盛況のうちに閉会いたしました。

今回のUser Group Meetingでは、前回評価事例としてご講演いただいた日立製作所様より、
実際に導入をされてからの事例をご講演いいただきました。
またマルチ/メニーコアプロセッサの展望や、NEDOプロジェクトに関するご紹介、そしてBluespecと連携するプロパティ検証ツールのご紹介をさせていただき、多くの方にご興味をお持ちいただきました。

今後もサイバネットシステムは、ASIC/FPGA開発者のベストパートナーとしてBluespecをご提案いたします。
なお、当日の講演資料は、資料ダウンロードフォームよりお申込みいただけます。

Bluespec User Group Meeting2012
講演資料のダウンロードはこちらから
※同業他社様のお申込みはご遠慮いただいております。あらかじめご了承ください。

日程・お申し込み

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。


お申し込みに関する注意事項
お申し込みは、お一人様につき1回行ってください。
お申し込みのキャンセルはお早めにご連絡ください。

セミナー概要

開催概要

会場 アキバプラザ6Fセミナールーム1
(秋葉原駅より徒歩3分)
定員 100名 
受講料 無料
主催 サイバネットシステム株式会社

※日程、内容につきましては若干変更させていただく場合がございますので、ご了承願います。

対象製品

  • Bluespec
    次世代高位合成・ESLソリューション

プログラム

時間 講演内容
12:40 受付開始
13:00-13:05 開会挨拶
13:05-13:35 Bluespecによるモデリングが実現する早期での検証・エミュレーション
Bluespec Inc. Vice President of Marketing,
George Harper氏
13:35-14:20 通信ネットワーク事業部でのFPGA論理設計・検証へのBluespec適用事例
株式会社日立製作所 通信ネットワーク事業部
共通設計本部 DA部
主任技師 菊池 光司 氏
14:20-14:40 休憩(コーヒーブレイク)
14:40-15:20 Bluespec System VerilogとSystemC
サイバネットシステム株式会社
EDA事業部 LSIソリューション室
アプリケーションエンジニア 工野 勝彦
15:20-16:05 マルチコア/メニーコア・プロセッサのアーキテクチャと設計
株式会社トプスシステムズ
代表取締役 松本 祐教 氏
16:05-16:15 休憩
16:15-17:00 ESLとプロパティ検証ツールの連携ソリューション
〜最新のユーザー事例と連携ロードマップ〜
Vennsa Technologies. Inc
  VP Sales, Japan region 木村 尚人 氏
各講演時間・順序が変更になる場合がございます。予めご了承ください。

アブストラクト

Bluespecによるモデリングが実現する早期での検証・エミュレーション
Bluespec Inc. Vice President of Marketing,
George Harper氏
業界で唯一、ハードウエアのための並列で高抽象度を提供するBluespecは、高速なアーキテクチャ探索、全てのタイプ(複雑な制御、システムインターコネクトやアルゴリズム等)の実装における予測可能な設計と検証の高速化を実現する。
では、モデリングでの検証やエミュレーションはどうだろう?
近年のチップ開発では、さらなる早期でのアーキテクチャ検証、ファームウエア開発検証が必要とされている。Bluespecは、これらの問題に対して、単一のパラダイムで対策を提供する。このプレゼンテーションではSynthesizable Virtual Platform(SVP)、合成可能なテストベンチに関して実際のデモを用いて説明する。またBluespecの今後のロードマップも合わせてご紹介する。
(※英語での講演になりますが、日本語訳の資料を配布いたします)
通信ネットワーク事業部でのFPGA論理設計・検証へのBluespec適用事例
株式会社日立製作所 通信ネットワーク事業部 共通設計本部 DA部
主任技師 菊池 光司 氏
弊事業部では、「Bluespec」を2010/12に導入し、光通信ネットワーク装置向けFPGA開発への適用を開始した。今回、8割方の論理を「Bluespec」で新規設計し、シミュレーション検証、及びエミュレーション検証にも「Bluespec」を活用したFPGA開発を例に、開発フロー、「Bluesepc」の利点等を紹介する。
Bluespec System VerilogとSystemC
サイバネットシステム株式会社 EDA事業部 LSIソリューション室
アプリケーションエンジニア 工野 勝彦
日本でシステムレベルのモデリングは、SystemCを用いることが一般的になってきている。
Bluespec System Verilog(BSV)のコンパイラは、検証用のCycle accurateなSystemCを合成可能なため、SystemCモデルとの検証が可能である。
本講演では、SystemCとBSVの協調に関して紹介する。
マルチコア/メニーコア・プロセッサのアーキテクチャと設計
株式会社トプスシステムズ
代表取締役 松本 祐教 氏
現在、マイクロプロセッサのアーキテクチャは「シングル」から「マルチ/メニー」へ、そしてソフトウェアは「逐次処理」から「並列処理」へという大きな変局点にきている。高機能化・高速化・省電力化が求められる次世代情報システムの実現に不可欠なマルチコア/メニーコア・プロセッサの現状の課題と将来の展望、及びシステム・レベルでのアーキテクチャ&アルゴリズム協調設計による最適化と設計効率の向上について議論する。
ESLとプロパティ検証ツールの連携ソリューション
〜最新のユーザー事例と連携ロードマップ〜
Vennsa Technologies. Inc VP Sales, Japan region
木村 尚人 氏
最近、ESLツールの普及が進んでおり、それと共に自動生成されたRTLの検証をどのようにするかが課題となっている。
これらの課題を解決するために、Bluespecの高位言語レベルで挿入したアサーションをRTLでのプロパティ検証ツールへリンクさせ、検証効率を向上させた事例を発表する。