

代表的な担当講座
基礎から積みあげて学ぶ公差解析講座
~最低限知っておくべき手計算・表計算からCAEツール体験まで~
関東学院大学 理工学部 理工学科 機械学系 准教授
鈴木 伸哉 氏
専門分野
設計工学/幾何公差/公差解析
受講者へのコメント
みなさまは、公差解析をどのように教わりましたか? 私は会社員時代に先輩から教わったと記憶しています。その後、いろいろノウハウのようなことを耳にすることはあったのですが、その由来や根拠はあまりよくわからないままでした。
会社員から教員に立場が変わって、上記のような疑問をもっていたので、公差解析の全般を調べてみたいと思い、 科学研究費補助金に応募して、可能な限り過去の技術を調べてみました(研究課題17K06132)。すると、聞いたことのある技術のほとんどは、2000年以前のアメリカの書籍に記述がありました。つまり、公差解析が技術か学問だとすると、それが、日本ではうまく継承できていなかったわけです。学問・技術の継承の手薄さは、材料力学や流体力学などと比べるとはっきりしています。
そこで、本講座では、公差解析の体系の最初の導入をおこない、より多くの人でこの技術あるいは学問を継承していきたいと考えています。
経歴・職歴
- オリンパス光学工業株式会社 デジタルカメラの鏡筒、ファインダ、外装の開発に従事
- 富山工業高等専門学校 技術職員
- 富山県立大学大学院 博士課程修了
- 長野工業高等専門学校
- 国立高専機構の在外研究員として、ノースカロライナ州立大学シャーロット校に滞在(7カ月)Edward Morse教授と、ディメンジョナルエンジニアのBryan R. Fischer氏より幾何公差の指導を受ける
- 日本規格協会 基本分野産業標準作成委員会 委員
- 日本設計工学会 公差解析用語 JIS 原案作成委員会 幹事
- 日本設計工学会 ISO 18391に関するJIS素案作成に関する研究調査分科会 幹事
- 経済産業省 日本産業標準調査会 基盤技術専門委員会 臨時委員
- 日本設計工学会 幾何公差と公差解析のオンデマンド教材の開発研究 研究調査分科会 主査
- 関東学院大学理工学部 理工学科機械学系 准教授