Multiscale.Sim 5.0リリース情報

2014年5月、Multiscale.Sim 5.0がリリースされました。
今回バージョンより、薄板構造物用の線形均質化解析機能が実装されました。
その他、ANSYS15.0 GUIへの実装と、解析パフォーマンスの向上が追加されました。

【バージョン統合版】
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Multiscale.Sim 5.0の主な機能

薄板構造物用の線形均質化解析機能の実装

均質化解析では、複合材料組織の一部分を取り出したモデルに対して、材料試験をシミュレーションすることで、物性値を予測しております。このときモデルは、あらゆる方向に無限遠方まで周期的に並んでいると仮定されていたため、周期対称性が仮定できない薄板構造物では、幾分の誤差を含んでしまうことが避けられませんでした。

新バージョンでは、面内にのみ適用する新しい理論を構築し、薄板状の複合材料に対しても、高精度に材料物性値を予測することが可能になりました。
これにより、数値材料試験を実施することで、「引張り変形には硬いが曲げ変形には柔らかい」といった薄板構造物特有の材料挙動も表現できます。


図1.薄板構造物の均質化解析手法のイメージ

図2は、新機能を用いてハニカムサンドイッチパネルの均質化を実施した例です。面外方向には周期対称性がないため、従来の均質化手法を適用すると、剛性が過大に見積もられてしまいます。本解析事例では、新機能の解析精度を確認するために、ハニカムサンドイッチパネルを実際にモデリングした結果(左下の図)を真値と仮定して、均質化されたモデル(右下の図)と変位量の結果を比較いたしました。パネル中央の変位量がほぼ一致しており、今回の新機能が精度よくサンドイッチパネルの等価な剛性を評価できていることが確認できます。



図2.ハニカムサンドイッチパネルに対する均質化解析例

(Multiscale.Sim はANSYS MechanicalANSYS StructuralANSYS Professional NLSANSYS Professional NLT のいずれかのライセンスが必須です。詳細はお問い 合わせください。)

解析パフォーマンスの向上

これまでMultiscale.Simのプログラムは、ANSYS特有のプログラム言語であるAPDLによって構築されておりましたが、科学技術計算に向いた手続き型プログラミング言語であるFortranに一部移植しました。これにより、解析パフォーマンスが向上いたしました。

ANSYS15.0 GUI への対応

Multiscale.Sim5.0は、最新バージョンであるANSYS 15.0Workbench環境Mechanical APDL環境に対応しました。これにより、ANSYSの最新ソルバーと操作環境を使用して、マルチスケール解析が可能となりました。


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材料組織レベルの小さなスケールの評価も可能にするマルチスケール解析について、Multiscale.Simの体験を交えて紹介いたしますので、是非ご参加ください。
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