[シンフォニアテクノロジー株式会社]「我々も現場で積極的に手を動かし、汗をかくようにしています」 〜電磁クラッチやパワエレ機器の設計現場で、ANSYSが活躍〜 -2-

目次

製品開発の基礎となる技術の開発・発展を担う専門部隊。
解析やCAE教育も担当

- ご担当業務についてお聞かせ下さい。

塩崎

塩崎 明 様
私達は開発本部研究部の「基盤技術グループ」に所属しています。基盤技術グループとは、当社の製品開発の基礎となる技術の開発・発展を担う部門です。テーマは材料開発から、CAE技術、振動制御、画像処理まで多岐にわたります。

私自身は、1994年に入社後、機械系の解析担当として研究部に配属されました。当時は電気系のエンジニアが多く、機械系の解析は私を含む2人で請け負っていました。その後、電磁界分野の解析や連成解析、最適設計などCAE技術の普及と高度化に力を入れてきました。現在は、その任務を稲葉、諸星に引き継ぎ、先程述べた基盤技術グループのまとめを担当しています。
稲葉 私はもともと、券売機や半導体製造装置などの機械設計を担当していたのですが、2009年にこの開発本部に異動になりました。担当は主に機械系の解析ですが、シミュレーションに限らず、材料力学を使った設計検証なども行っています。 最近では流体解析にも着手しており、実験結果と比較しながら、少しずつ解析対象を広げているところです。

基盤技術グループのもう1つの役割が、CAEの人材育成です。解析のサポート役として、日々、設計者から寄せられるツールの使い方やモデル化の方法などの相談に応じたり、難易度の高い解析を請け負ったりしています。また新入社員を対象に、年2回のペースで講習会も行っています。
諸星 私は2009年の入社以来電磁界解析を担当しており、クラッチやブレーキの解析のほか、設計者のCAE教育やサポートも行っています。

- ANSYSの導入経緯は?

塩崎 80年代にPC版を導入したのが最初です。プリ・ポスト・ソルバーが一体型である点が高く評価されたようです。その後1995年にワークステーション版を5台導入し、本格的な運用が始まりました。

- どのような用途でANSYSをお使いですか?事例をご紹介ください。

塩崎 図1は「自動車用電磁クラッチの磁場−構造連成解析」です。電磁クラッチは、電磁力により部品同士を吸引・接触させ、摩擦によりトルク伝達を行います。電磁力により部品が変形・接触し、またそれによって電磁力も変化するため、これらの相互作用を考慮した解析が必要となります。電磁力と変位をMulti Field Solverで連成させた解析システムにより、高精度な電磁力推定が可能となり、設計現場で活躍しています。

図1 自動車用電磁クラッチの磁場−構造連成解析

     図2は「リニアフィーダのモーダル解析」です。リニアフィーダは、振動を利用して部品を搬送させる装置です。部品を安定に搬送させるためには、シュートと呼ばれる搬送路の振動の大きさを均一にする必要があります。振動状態の確認のため、モーダル解析や周波数応答解析が必要になり、リニアフィーダの設計には欠かせない解析です。

図2 リニアフィーダのモーダル解析

     図3は「電子機器筐体の構造解析」です。各種電子機器筐体はその対象により強度、振動の要求仕様が異なります。当社では航空宇宙、鉄道、車両向けの各種電源やコントローラを設計、製造しており、電子部品、プリント板、コネクタなどの信頼性確保のため、日々設計現場でANSYSによる構造解析が活用されています。最も重要な評価基準は対象製品ごとに工夫され、ノウハウとして蓄積されています。

図3 電子機器筐体の構造解析

>>次ページ:材料力学とANSYS操作教育の講習会を定期開催。
今では設計者が主体的に解析を実施。妥当性の検証など、開発本部はサポート役

1 2 3 4 5

はじめてのANSYS体験セミナー

Webマガジン「CAEのあるものづくり」
無料ダウンロード配布中!
当社発行誌「CAEのあるものづくり」は、CAE技術者の方や、これから解析を行ないたい設計者の方を対象とした技術情報誌です。お客様の解析事例紹介やインタビュー記事、解析のテクニックなど、スキル向上に役立つ情報をご提供しています。

詳細

CONTACT US

ご購入・レンタル価格のお見積り、業務委託についてはこちら。

お問い合わせ

ページトップへ