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可干渉距離(コヒーレンス長)

可干渉距離(コヒーレンス長)とは

光の波長幅により干渉の縞が見えなくなる限界の距離です。波長幅を持つ光がある距離以上になると波の位相差が大きくなり、干渉が発生しにくくなります。その距離は波長差が大きいほど短距離に、波長幅が小さいほど長距離になります。

図は波長幅による位相差と距離との関係を示しています。ここでは、わかりやすいように1つの光が持つ波長幅を、「違う波長を持つ2つの光」として考えています。左端の開始位置での位相は一致していますが、距離が大きくなるにつれその位相差が大きくなります。

例えば波長600nmの赤色LEDの場合、スペクトルの波長幅(半値幅)が50nm程度と大きいため短距離(100μm以下)で干渉しなくなります。対してシングルモード発光のLDは波長幅が狭いため、純度が高いものではメーターオーダの距離まで干渉が発生します。

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