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大日本塗料株式会社

大日本塗料株式会社

21拠点1,500台あるPCのソフトウェアの棚卸とUSBデバイス管理に利用

POINT
  1. 約1,500台のPCにインストールされているソフトウェア情報の一元把握
  2. USBデバイスの使用把握から接続監視および制限までをSKYSEA Client Viewで実現

大日本塗料の事業概要

大日本塗料株式会社(以下、同社)は、一般用・工業用塗料を中心に事業展開している総合塗料メーカーだ。東京スカイツリー®や東京ゲートブリッジにも、大日本塗料の製品が使用されている。同社が培ってきた防食技術には定評があり、さらに最近では、溶剤となるシンナーを使わない、揮発性有害物質低減や水性塗料など環境に優しい塗料を開発している。

同社では今まで手作業で実施していたIT資産管理をクライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」を利用することでIT資産管理はもちろん、USBデバイスの接続制御などセキュリティ強化にも取り組んでいる。その導入背景と活用法・効果について、同社 管理本部 システム部 猪口氏にお話を伺った。

どのPCにどのソフトウェアがインストールされているか把握できない

同社は営業所や工場を含めて全国21拠点に展開しており、複数のグループ会社を抱えている。大阪本社に拠点をおくシステム部では、拠点やグループ会社も含めて約1,500台のPCを管理しているが、IT資産管理はExcelを使って手作業で管理していたという。「PCを購入したら、必要最低限なハード情報やIPなどの設定情報の登録を手作業で実施していました。」と猪口氏。

同社ではセキュリティ強化を目的にプレゼンテーション型シンクライアントの全社導入を計画している。プレゼンテーション型シンクライアントはサーバーOS上にインストールしたソフトウェア(アプリケーション)を複数のユーザーで共有するもので、あらかじめシンクライアント上で使用するアプリケーションを決めておく必要がある。しかし、IT資産管理ツールを導入していない同社では、約1,500台のPCにはどのようなソフトウェアがインストールされ、使われているのか把握する術がなかったという。

大阪本社以外でPCトラブルが発生した場合、電話によるヘルプデスク対応では解決できないことが多かったため、同社ではリモートコントロール製品を導入し対応していた。しかし、導入したリモートコントロール製品はすべてOSが最新バージョンでしか対応していなかったため、トラブルが発生したPCのOSが対応していない場合は、別途PCのバージョンに合わせた対応が必要となり、運用に負担がかかっていたという。

「インストールされているソフトウェアの把握とセキュリティ強化、ヘルプデスク対応の効率化を目的に、IT資産管理ツールの導入を検討することにしました」と猪口氏は当時を振り返る。

決め手は「使い勝手の良さ」

早速、展示会やWEBなどで各社のIT資産管理ツールを情報収集した同社は、製品資料やカタログをもとに機能や提供方法などを比較した。展示会で訪れたサイバネットシステム(以下、サイバネット)のブースで、サイバネットが「IT資産管理の窓口」というサービスを展開しており、6社のIT資産管理ツールの販売・サポートを提供していると説明を受けた。そこで公平中立の立場からサイバネットに比較検討に協力してもらい、最終的に2社まで絞り込み、それぞれの評価を行った。IT資産管理やUSBデバイス制御、リモートコントロールの機能を重点的に検証した結果、SKYSEA Client Viewを導入することを決定した。

「SKYSEA Client Viewの決め手は、『使い勝手の良さ』です。いくら機能が豊富にあったとしても、使い勝手が悪かったら、使いこなせません。そういった観点からもSKYSEA Client Viewは、機能と使い勝手のバランスが良かったですね。」と評価する。


<使い勝手の良さに定評があるSKYSEA Client ViewのUI>

サイバネットの導入支援サービスで導入がスムーズに完了

SKYSEA Client Viewの導入を決定した同社は、サイバネットが提供する導入支援サービスを導入することになった。導入支援サービスには要件ヒアリングから展開方法の検討、環境構築(各種サーバーのインストール、初期パラメータの設定)やクライアント導入検証、管理者トレーニングが含まれおり、これらをサイバネットの技術スタッフが2日間現地に赴いて実施する。「事前にヒアリングシートを送ってもらっていたので、その内容に沿って当日構築していただいたこともあり、非常にスムーズに導入できて助かりました」と猪口氏は評価する。

SKYSEA Client Viewの導入効果

約1,500台のPCにインストールされているソフトウェア情報の一元把握

SKYSEA Client View導入後は、約1,500台のPCからインベントリを収集し、ソフトウェアごとのインストール台数やプロダクトIDなどの一覧表をリアルタイムに表示できるようになった。そのため、どのソフトウェアがどれくらい利用されているのかをすぐに把握できるようになったことが大きな効果だと感じているという。


<インストールされているソフトウェア状況を一覧で表示>

USBデバイスの接続制御

また、同社では普段からUSBデバイスを業務利用しているという。USBデバイスなどの外部記憶媒体は大量のデータを手軽に持ち運びできる反面、紛失などによって重要情報が漏えいするリスクがある。SKYSEA Client Viewのデバイス管理には「USBデバイス/メディア台帳管理」「USBデバイス/メディア使用制限」「申請・承認ワークフローシステム」という機能があり、USBデバイスやメディアを1台ずつ適切に管理し、適切に使用制限を設定できる。USBデバイスを業務利用する場合であっても適切に管理するために、同社ではまずUSBデバイスの利用状況の把握から始めたいと考えており、ゆくゆくは接続制御まで実施することを念頭に進めている。


<各デバイスの運用管理をサポート>

PCを使い分けることなく、リモートコントロールを活用

以前使用していた製品とは異なり、SKYSEA Client ViewではクライアントPCの対応OS範囲が広いので、PCをバージョンごとに使い分けることなく、リモートコントロールを操作して、トラブル対応ができるようになった。その結果、ヘルプデスク業務では日常的に電話対応が減り、ヘルプデスク業務の負荷を削減できたという。

今後の展望

今後は、USBデバイス制御はもちろん、ソフトウェアライセンス管理の機能も利用していきたいと考えている。「サイバネットからSKYSEA Client Viewを導入すると、年1回現地でオンサイトサポートを無償で受けられるサービスがあります。このサービスを利用して、新しい機能を積極的に取り入れていきたいですね。」と猪口氏。

「サイバネットには定期的にフォローにきていただけるので助かります。年1回のオンサイトサポートを利用することで、SKYSEA Client Viewの多彩な機能を使い込み、社内業務の役に立てるようにしていきたいですね」と締めくくった。

大日本塗料株式会社: http://www.dnt.co.jp/

(取材日:2017年10月)

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