2014.05 未知の山でも五合目から登る
「プロの料理人のレシピと調理の動画を配信するサービス」の提供が始まったと少し話題になりました。 動画を見ながらであれば、初めての作業でもいい具合に真似できるでしょう。 また動画サイトで検索すれば、魚のさばき方をはじめ、ハンダ付けや溶接といった作業の動画なども見られます。 今後、ノウハウの伝達に動画を利用するケースはますます増えるでしょう。
動画の例を出すまでもなく、新しいことをする場合、全くゼロから始めることはありません。多かれ少なかれ「既存」の知識や技術を利用します。登山を例にあげると、下から登るよりも五合目から登るほうが楽なのです。

しかし、下から五合目までも歩いて登ったら当然ちっとも楽にはなりませんし、道無き道を登れば一層苦労してしまいます。途中で別れ道があれば、迷った挙句に五合目までも着かない、なんてこともあるかも知れません。
例えば、肉じゃがを作ったことのない人が「ワニの肉を使って肉じゃがを作る」という目標を立てたとします。色々検索しても、そんなレシピはありません。 肉じゃがのでき上がり写真だけを頼りに、調味料や具材を考え、試行錯誤を重ねていては日が暮れてしまいます。
こんなときには「ワニの肉を使って肉じゃがを作れない」のはなぜか?と考え、その理由を分析してみます。Goldfireの根本原因分析ツールを利用して簡単にツリーを作ってみると、問題点が2つ挙がってきました。
- 1) 肉じゃがの作り方が分からない。
- 2) ワニ肉の特徴や使い方が分からない。
肉じゃがの作り方が分かり、加えてワニ肉の特徴や使い方が分かれば、あとは「知恵」で何とかなるでしょう。 このような課題ばらしに、Goldfireの根本原因分析ツールが活用できます。
肉じゃがの作り方は、探せばすぐに見つかるのでここでは割愛します。 次はワニ肉の特徴や使い方です。Web検索でも情報が多くてよく分からなかったので、Web上で「ワニ肉 料理」で検索した結果から、Goldfireで知識ベースを作成してみました。作成した知識ベースを対象にして「ワニ肉」で知識検索をすると、味の特徴、栄養価の優れた食材であること、お腹の肉はコラーゲンが多く含まれること、様々な料理の情報等が得られました。
あとは、これら情報と肉じゃがの作り方を元にワニ肉を選び、それに合わせて肉じゃがの調理方法を修正すれば、成功の可能性は高いのでは...
「全く分からないし、検討もつかない」と思える場合もあるでしょう。 そんなときは、Goldfireの根本原因分析で課題を整理し、それに基づいて情報を収集してみて下さい。きっと、五合目までの行きかた、さらには、頂上への道筋も見えてくるはずです。
Goldfireとは?
イノベーションをより「起こしやすく」する。Goldfireは、そんな環境を構築できるソフトウェアです。普段気づかない知識を知りたい・他業種での利用方法や技術情報を知りたい・原因特定や問題解決を効率よく行いたい・培った技術や知識を組織内で幅広く共有したい、こんなお悩みをお持ちの方はまずはGoldfireの製品紹介のページをご覧ください。
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広範な知識を集めて「アイデア」の生成を支援するソフトウェア
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