V19 より、アニメータ2D の [動画で保存] で選択できる動画フォーマットが増えています。
V18までは MPEG1 / AVI の2種類でしたが、これに加えて以下の4形式が追加されています。
WMV : Windows Media Video 8
MP4 : MPEG-4 part 2
FLV : FLV / Sorenson Spark / Sorenson H.263 (Flash Video)
MOV : QuickTime Animation (RLE) video
連番画像や非圧縮AVI として出力し、他ソフトで別フォーマットに変換する等の手間を省き、MicroAVS 上で簡単に動画保存が行えます。
※ここでは、「アニメータ2D」を起動させ、「1ショット撮影」や「連続撮影」で時系列ステップの再生や可視化パラメータの変更、物体の回転移動などの撮影を行ったと仮定します。
アニメータ2Dダイアログの [ファイル] - [動画で保存] を選択します。
[動画で保存] ダイアログの [ファイル形式] でWMV, MP4, FLV, MOV のいずれかを選択すると、以下のようなオプションが表示されます。
オプションを指定し、[動画保存の開始] ボタンをクリックするとファイルダイアログが開くので、保存先ファイル名を指定してください。
[保存] ボタンをクリックで保存処理が開始されます。
処理中は上図のダイアログが出た状態で停止し、保存が完了するとダイアログが閉じます。
「高/中/低」の3種類から選択します。画質が高いほど動画ファイルのサイズも大きくなります。
※MOV を選んだ場合は表示されません (「高」 で固定)。
※内部的にはビットレート指定を行っており、<高:15Mbps、中:8Mbps、低:1Mbps>で作成を試みますが、動画の内容(シーンの複雑さや色数など)により出力結果のビットレートは変動します。
動画が再生される速度を 1〜60 の間で指定します。 数値が小さいほど、ゆっくり再生されます。デフォルトは 20 frame/sec です。
※補足
AVI を選択した場合も [秒間フレーム数] が指定できますが、旧バージョンでは 1〜50 の間での指定となっていました。しかしV19 では新規追加フォーマットと同じく 1〜60 に拡張されています。
4つの動画フォーマットによる保存はスクリプトによる指定も可能です。 画質および秒間フレーム数も指定できます。
MAanim 2D /w "保存先ファイルのフルパス指定" /o [WMV / MP4 / FLV / MOV]
例: MAanim 2D /w "C:\temp\result.mp4" /o MP4
MAanim 2D /p mov_quality [0 / 1 / 2]
(高: 0、 中: 1、 低: 2)
例: MAanim 2D /p mov_quality 0
MAanim 2D /p avi_fps [1〜60]
例: MAanim 2D /p avi_fps 30
※"avi_" というパラメータ名ですが、他4種類でも共通となります。