V18新機能:STL出力強化(2):離散データの点を繋げて三角形メッシュを生成

MicroAVS 18.0 の STL出力機能強化に関連して、新たな可視化メソッドが追加されています。
それが、離散点 (FLD) データに対し点同士を三角形メッシュとして繋ぎ合せて面を生成する「三角形メッシュ生成」メソッドです。

作成した面は、STL 形式での出力が可能です(MVG、VRML としても出力可能)。

三角形メッシュ生成時は、離散点の存在する領域のXYZ いずれかの軸に垂直な 『基準面』 を定め、その面に離散点を投影した情報を基に三角形メッシュ作成を行います。

基準面から見て同一軸上に複数の点がある場合、ある1つの点以外はメッシュとして繋がれず孤立します。
そのため、球や円筒のような閉じた面の作成は行えません (半球や円柱側面の半分等は可能ですが曲率によってはエッジ部分が 綺麗につながらない場合もあります)。

面作成に適するデータは、例えば 3D レーザースキャナである物体 (顔など)の一面のみをスキャンした結果等です。

また、2次元平面上の点に対して三角形メッシュ作成することも可能です。

[データの圧縮] や [空間間引き] により、間引いた点列に対するメッシュ生成も可能です。

[データの選択] で選んだ成分値で色付けが可能です。

[基準面の選択] で、点列の仮想投影面を選択します。 うまくメッシュが生成されない場合はここを切り替えます。

[色] チェックを外すと白1色になり、[色と質感の指定] で 任意の色を指定できます。
(「物体の選択」 リストから 「三角形メッシュ生成」 を選択)。


STL 出力時は色情報は失われ、白1色で出力されます。
MVG、VRML 出力時は色情報も含まれます。

※MVG出力 … フロッピーアイコンをクリック(上図参照)
VRML出力 … 「ファイル」 → 「データの書き込み」 → 「ファイルの種類」 で「Virtual Reality Modeling Language (*.wrl)」 を選択


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