MicroAVS では、離散データを直交等間隔の構造格子型へ変換するために以下のような補間式を使っています。
Vunif = SUM( Vscatter * 1 / pow(distance, order) ) / SUM( 1 / pow(distance, order) )
Vunif | 補間後の各格子点上での値 |
---|---|
Vscatter | 読み込んだ離散点上のデータ値 |
distance | Vunif と Vscatter との座標間距離 |
order | Vunif の値を計算する際、 Vscatter の値が及ぼす影響をその2点間の距離により変更します。 その際に距離にかける重みです。 [離散データの補間] パラメータの [精度] にあたります。 |
まず、[離散データの補間] メソッドの [X (Y, Z)方向の格子数] パラメータから得られる Uniform 型格子の各格子点に対し、その点の周りに補間元となる離散点があるかどうかをサーチするための範囲を決定します。
(Ver.10.0 以前では、サーチ範囲は“格子全体”で固定です。Ver.11.0以降では、XYZ方向のサーチ範囲を指定できます)。
このサーチ範囲内に存在する離散点から、上記の式で補間後の各格子点のデータを求めます。
上記の式において SUM は、サーチ範囲内の全ての離散点の総和を求めることを意味します。
pow(a, b) は a の b 乗を表します。つまり distance の order 乗で割っているので、order の値が大きい程、格子点からの距離が近い離散点の重みが大きくなります。