MGF形状フォーマットによる【回転体】定義

MicroAVS で形状を定義できるMGF フォーマット (MicroAVS Geometry Format) の要素の1つに【回転体(revolution)】 があります。

MGF回転体は、(X, Y) の2次元の頂点をつなぐラインとして指定した輪郭線をX軸中心に回転させることで作成されます。

また、中心の座標値 (Xs, Ys, Zs) と、回転軸の向き(法線ベクトル Xe, Ye, Ze、または X/Y/Z 軸いずれか)を指定することで任意の位置に表示させることができます。

フォーマット詳細

# Micro AVS Geom:2.00
revolution
要素名
頂点データタイプ定義(※1)
回転軸の中心座標値と向き(※2)
m( 回転体の分割数)
n( 表面形状ラインの頂点数)
X(1) Y(1) (R(1) G(1) B(1))
X(2) Y(2) (R(2) G(2) B(2))



X(n) Y(n) (R(n) G(n) B(n))

※1:
頂点データタイプ定義は
【色:あり/なし】
【回転軸指定:法線ベクトル/XYZ軸】
の違いで、以下4つの定義語から選択して指定します。
vertex …色なし・法線ベクトル指定
color …色あり・法線ベクトル指定
dvertex …色なし・XYZ軸指定
dvertex_and_color …色あり・XYZ軸指定

※2:
vertex / color の場合は
回転軸の中心座標値 (Xs, Ys, Zs) 法線ベクトル (Xe, Ye, Ze)
dvertex / dvertex_and_color の場合は
回転軸の中心座標値 (Xs, Ys, Zs) 軸を指定する整数値 (0/1/2)
整数値は (X軸:0、Y軸:1、Z軸:2) です。

サンプルデータ

インストールフォルダ下の DATA\MGF に clock.mgf があります。
これは4つの回転体から作られるアナログ時計の形状で、ステップを進めると長針と短針が進む時系列ファイルになっています。

冒頭の図のうち、clock.mgf 以外の3つのデータを以下に示します。
ファイル名をクリックするとテキストデータとして閲覧できます。

revo2.mgf

revo3.mgf

mortar.mgf


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