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強度解析(きょうどかいせき)

英訳:intensity analysis

強度解析とは、構造物や機械、部品などに力がかかった際に、破壊に至らず耐え得る最大の強度(強さ)に着目して評価するための解析であり、構造解析の一種です。開発した製品が市場投入された後、使用環境や予期せぬ事態で破壊に至り、使用者を危険にさらさないようにするために重要な解析です。

強度は、荷重がかかった際、破断に至らないよう耐え得る応力が最大でどれくらいなのかを示します。単位はN/mm2もしくはMPaです。この数値は高ければ強く、低ければ弱いということになります。

物体を引っ張った際に耐えうる最大強度である「引張強さ(引張強度)」、物体を圧縮際に耐え得る最大強度である「圧縮強さ(圧縮強度)」、刃物のような鋭利なもので力を掛けた際のせん断に耐え得る最大強度である「せん断強さ(せん断強度)」があります。なお物体を曲げた際には、引張と圧縮が同時に発生することになります。さらにそこへせん断が加わることもあります。これらの強度は材料物性を示す指標にもなります。


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