解析事例
フレキシブルケーブル・フレキシブル基板の伝送特性解析事例
こんな方におすすめ
- 設計段階でフレキシブルケーブルのインピーダンスを正確に知りたい。
- フレキシブルケーブルを曲げた場合の伝送特性、放射特性(電磁界特性)を知りたい。
- フレキシブルケーブルのシールドによる効果を確認したい。
近年、タブレットやスマートフォン、ゲーム機、FA機器、ウェアラブル機器など、液晶ディスプレイと各種機器・基板を接続するフレキシブル基板の需要が高まっています。これらの装置は高画質なために信号の伝送速度が高速になるため、特性インピーダンス、伝送特性、放射ノイズなど、シグナルインテグリティ対策の重要性が高まっています。Ansys®の電磁界解析と回路シミュレータを使うことで、フレキシブルケーブル・基板の各種伝送特性の把握、曲げた場合の特性の把握、そして、放射を抑えるシールド材により変化するインピーダンス特性のコントロールまで、試作前にシミュレーションで事前に特性を把握することが可能となります。
解析モデル
フレキシブルケーブルの曲げ半径を可変し、通過特性、反射特性、近端クロストーク、遠端クロストーク、TDR波形、アイパターンを確認します。
- 2ペアの差動信号を解析対象とする。
- 上下層はメッシュ状のGNDでシールドする。
図. ポート設定箇所