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【Web配信】気流音解析の最新研究事例:シミュレーションの実機適用に挑戦

音響解析の課題(解析規模と計算時間の膨大化)解決のヒントにつながる特別セミナー

気流音や空力音などの流体音を計算するためには、非定常かつ細かな渦を考慮する必要があり、タイムステップやメッシュは非常に細かくなります。
一方で伝搬する音波を追跡するためには、広範囲な空間を扱うほか、反射や回折などの現象も考慮する必要があります。
そのため解析規模の問題から計算時間も膨大になり、設計者は解析の検証実施に苦慮しているのが現状です。

本セミナーでは、青山学院大学の武田先生より、流体音解析で発生する課題とその解析手法について、事例を交えてご説明いただきます。
また、サイバネットシステムからはAnsys WAONを活用した解決手法をご紹介いたします。

【ポイント】
・受動制御機構による空力音の低減メカニズムと計算コストを抑え精度を保った解析例
・音源と音圧の伝搬、音圧を可視化する手法
・気流音の機体表面における散乱波の解析例 ほか
 
音響解析に携わる方に広くお役立ていただける内容となっておりますので、是非この機会にご参加ください。

対象
どなたでもご参加いただけます
受講料
無料

日程・お申し込み

参加ご希望の日程をクリックしてください。申し込みフォームが表示されます。

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開催概要

開催会場 本イベントはZoomを用いたWebセミナー形式での開催となります。
定員 15名
対象 ・流体の運動が起因して生じている音について、音源分布の特性(強度・位相の分布)を把握されたい方
・音波の伝搬の様子を可視化されたい方
・静音化対策を検討、立案される立場の方
参加費 無料(事前登録制)
主催 サイバネットシステム株式会社

 

※お申し込みが最少開催人数に満たない場合は、中止になる可能性がございます。

アジェンダ

Ansys/WAONによる傾斜円柱を対象とした空力音の受動制御機構の評価

青山学院大学 理工学部機械創造工学科
助教 武田真和 様

柱状物体後方に発生するカルマン渦は、振動や空力音を引き起こし、その抑制は工学上重要な課題です。本講演では、Ansys/WAONを用いた音響解析により、剛体や多孔質材で構成された円筒を設置した傾斜円柱の受動制御機構を評価します。風洞実験との比較でシミュレーションの妥当性を検証し、計算コストを抑えつつ精度を保った解析が可能であることを示します。さらに、音圧の可視化結果から空力音低減メカニズムを考察します。

【武田真和 様 経歴】

2019年3月
青山学院大学大学院理工学研究科 理工学専攻機械創造コース博士後期課程修了
~ 現在
青山学院大学 理工学部機械創造工学科 助教
      流体に起因する振動や騒音の発生メカニズム解明と騒音低減機構に関する研究
      空気圧を利用した浮上搬送装置の動的安定性に関する研究
      不整地を走行する車両の動的安定性解析モデル構築に関する研究
   などに従事

Ansys WAON の利用に基づく気流音の数値解析​

サイバネットシステム株式会社
ソリューション開発部技術第3課
桝本貴之

気流音の数値計算手法として、Lighthill方程式、Curle式、Kirchhoff Surface法などの分離解法が一般に適用されます。
WAONの適用により、境界要素法(BEM)と高速多重極境界要素法(FMBEM)を用いた効率的な音場計算が可能です。
計算例として、約300万の音源数と約40万の自由度数を持つ「Landing gearによる気流音の航空機表面における散乱波」の解析を市販PCで実行した例を紹介します。

※プログラム/名称などは予告なく変更する場合がございます。

必要なシステム要件

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