SpaceTOPTIM 2022R1 リリースノート
新機能

※ 適用可能な乱流モデルは低レイノルズ数型の乱流モデルである「安倍・近藤・長野(AKN)」モデルです。
乱流モデル
SpaceTOPTIMで乱流計算が可能になりました。

随伴場のソルバーコントロール
随伴場の収束基準・緩和係数の設定が可能になりました。
これにより、収束基準を満たした時点で、イタレーションが終了するようになります。
また、随伴場の計算の安定性をユーザー様で調整可能となります。
SMP 並列計算
計算実行時に使用コア数を指定しての、共有メモリ型並列計算(Shared Memory Parallel : SMP)が可能になりました。お使いの環境の最大物理コア数内から選択して計算実行します。
継続計算
前回計算からの継続計算が可能になりました。
これにより、未収束で終わった計算、もしくは中断した計算を、その次の最適反復回から継続計算の実行が可能になります。

流線表示
解析結果において、流線表示が可能になりました。
流線の発生源は、線/点/面から指定可能です。

SpaceTOPTIMの複数起動
SpaceTOPTIMの複数起動が可能になりました。
これにより、1モデルの計算を実行しながら、別モデルの解析設定を同時に行うことが可能です。
※ 複数起動は、その数に応じてライセンス数が必要になります。
その他の新機能

ドラッグ&ドロップでプロジェクトオープン・CADデータインポートが可能になりました。

「最近使ったプロジェクト」をメニューから開けるようになりました。

ビューワー設定(表示位置・角度やズーム)の復元が可能になりました。

ステータスバーに処理状況が表示されるようになりました。

最適結果表示で、最適対象以外の境界の表示方法を「表示/非表示/半透明」から選択可能になりました。
改修機能
計算の高速化
ソルバー計算の効率化を図り、計算時間を短縮するように致しました。
計算の安定化
ソルバー計算の高速・安定性を強化しました。
それに伴い、計算条件のデフォルトや選択肢を、安定性の高いものに変更しております。

※ 上図は複雑度の数値の違いの例を表したもので、推奨する設定ではありません。
最適構造における形状の複雑度の数値指定
前バージョンでは、最適化コントロールの形状の複雑度は、「粗い/普通/複雑」の3択から設定する仕様でしたが、本バージョンで数値の直接指定が可能になりました。
これにより、数値を低く設定することで、更に複雑な構造を再現することが可能になりました。

解析結果の等値面表示の改修
ある物理量で作成した等値面に、別物理量の分布表示(カラー分布)が可能になりました。
例えば流速の等値面に、静圧のカラー分布が可能です。
その他の改修機能

CADインポート機能を強化し、単位変換やサーフェス取り込み選択などが可能になりました。

最適形状のSTLエクスポートで、出力対象(境界)が選択可能になりました。

計算済みプロジェクトオープン時、履歴グラフを復元するようになりました。
