有機EL・太陽電池の光学・電気シミュレーションを行うソフトウェア
多層薄膜構造を持つ有機EL・太陽電池を解析対象としたソフトウェアで、これらデバイスのパフォーマンスには、多層構造による光学的および電気的な影響を考慮する必要があります。
有機EL・太陽電池シミュレータSetfosは、これら物理現象を包括的にシミュレーションできるソフトウェアであり、有機EL・有機太陽電池・ペロブスカイト太陽電池などの研究開発を支援します。
有機EL・太陽電池の設計/開発/研究に
多層薄膜構造を持つ有機EL・太陽電池を解析対象としたソフトウェアで、これらデバイスのパフォーマンスには、多層構造による光学的および電気的な影響を考慮する必要があります。
有機EL・太陽電池シミュレータSetfosは、これら物理現象を包括的にシミュレーションできるソフトウェアであり、有機EL・有機太陽電池・ペロブスカイト太陽電池などの研究開発を支援します。
Laoss は、大面積半導体デバイス(有機EL、太陽電池)のシミュレーションソフトウェアです。デバイスサイズの大型化に伴って発生する電圧降下を計算して、電極の形状を最適化したり、高い導電性グリッドにより生じるシャドーイング効果とオーム損失の両方を最小にしたりする検討などが可能です。Laossの電気シミュレーションでは、2次元の有限要素法(FEM)のモデル(電極)と、1次元の電流電圧特性を記述するモデル(デバイス)を組み合わせています。また、Laossの光学シミュレーションでは、3次元光線追跡アルゴリズムにより、複雑な形状を持つ光学素子や表面テクスチャを持つ有機ELや太陽電池の光取り出しや光入射のシミュレーションなどが可能で、Setfosと組み合わせた解析も可能です。
Paiosは、たった1クリックで有機EL・太陽電池デバイスのインピーダンス分光やPhoto-CELIV、ダークインジェクション、IV特性など多岐にわたる実験を瞬時に実行します。一貫性のある詳細な測定データを取得し、結果をソフトウェア上で直接比較すれば、研究スピードを加速できます。
また、その他にも10種類以上の計測技術を備えています。
Phelosは有機ELの発光スペクトルを広範囲の角度で自動で測定することが可能です。ボトムエミッション素子に対しては半円筒形のレンズと組み合わせることで基板を導波する光も取り出して測定することが可能です。
発光効率を計算したり、偏光特性の測定・解析により、デバイス内部の発光分子の配向などのパラメータ情報を得ることも可能です。
Litosは、太陽電池や有機EL/LEDの素子寿命を測定する先進のシステムです。4つの気密性チャンバーに配置された最大32のストレスチャンネルで構成され、チャンバーごとに温度(および照射)が制御できます。様々なストレス(負荷)条件を設定でき、さらにはLitosとPaiosを組み合わせた解析も可能ですので、デバイス劣化の解析に有用です。
また、さまざまなレイアウトのサンプルと互換性のある柔軟なデザインが可能で、トップエミッション、ボトムエミッション両方の有機ELにも対応しています。※現在Litosは有機EL向けのみとなっており、太陽電池向けは新デザイン検討中です。
Litos Liteは、有機薄膜太陽電池/ペロブスカイト太陽電池デバイスの素子寿命評価が可能な装置です。各デバイスに対して並列に電流電圧特性が測定可能で、一定電圧・電流の負荷を太陽電池にかけることが可能です。また、それぞれ最大電力点に追従して負荷をかけることも可能です。試料の温度は最大125℃まで制御することが可能で、サンプルホルダーのカスタマイズも可能です。