J:システムモデリング

JK-008実験データを用いたバッテリモデルのパラメータ適合事例
バッテリの制御・状態推定ロジックを検証するために、実験データと整合性の高いバッテリモデルが要求されています。ここでは、温度やSOC(バッテリの充電率)に依存したモデルを作成するために、バッテリ等価回路モデルにルックアップテーブルを設定し、そのテーブル値をOptimusで適合した事例をご紹介します。

FJK-006WAVEの最新最適化事例の紹介
本事例ではWAVEを用いた3つの最適化事例をご紹介しています。事例1では競合関係にあるエンジン性能と燃費の問題を最適化しています。事例2ではマフラーより発生する騒音の最適化を実施しています。事例3では実測データに対してターボディーゼルエンジンのキャリブレーションを実施しています。

JK-004Optimus-Maplesimによるタイミングベルト特性の同定
GEヘルスケア・ジャパン株式会社における、モデルベース設計、同定解析の取り組み事例です。医療用CTの開発にMBDを導入する為には、購入機械部品の特性を正確に把握する必要があります。部品サプライヤから得られる限られた実験データをもとにOptimusとMapleSimを組み合わせて必要なデータを得る手法についてご紹介します。

JP-0051Dと3Dを融合した EVシステムの2段階多目的最適化
JMAG-Designerでのモータ設計の多目的最適化に加え、複合領域に跨るEVシステムの電費と速度追従性の向上を目的としたシステム仕様の検討を行う2段階の多目的最適化事例です。1段階目は駆動トルクとコアロスに着目しIPMモータの形状最適化を行い、2段階目でこのモータを組み込んだEVシステムにより、燃費と速度追従性の向上を目的としたシステムの仕様の最適化を行いました。この結果の考察と本アプローチの有効性を紹介します。

J-003ビークルシステムの最適化
簡易ビークルシステムの最適化事例です。CATIA V5による形状変更や内製プログラムによるエンジン種別等をパラメータとし、質量や重心、横方向力、車輪制動力を算出する仕組みを構築しました。

J-002自動車のサスペンションモデルの多目的最適化
自動車のサスペンションをモデリングしたSimulinkモデルを利用して路面の凹凸やブレーキによる振動を最小化するような最適化を実施しました。それぞれの振動の大きさがトレードオフ関係にあるため多目的最適化を行い、複数設計案を得て比較検討しました。設計パラメータはバネ係数などとしました。OptimusのMATLABインターフェースを利用したことで、MATLAB/Simulinkの活用範囲に置いても容易に最適化技術を適用できました。

J-001階層化最適化によるエンジンモデルのキャリブレーション
6気筒のエンジンモデルの最適化事例です。本事例ではOptimusの階層型最適化機能を用い、上層のワークフローではエンジンの作動条件を決定し、下層のワークフローで、その作動条件のときの実機の性能に合うようにエンジンモデルのパラメータをキャリブレーションしています。Optimusは、このような複合的な解析ケースであっても、階層型最適化アイコンを使用することで簡単にハイレベルな最適化を実現することができます。このOptimusを利用したシステムにより、多数のエンジンモデルであっても人の手を介することなくキャリブレーション結果を得ることができました。