データベース運用・開発支援ツール MAJESTYの機能をご紹介します。
アクセスパターン分析一般的なシステムで、アプリケーションからデータベースに発行しているSQLの数は数万〜数十万個まで存在します。データベースのレスポンスが遅くなったシステムに対してレスポンスの悪いSQLを個別に分析する必要がありますが、レスポンスの悪いSQLの実行プランを分析するのはデータベース専門家でも非常に大変な作業になります。
MAJESTYのSQLグルーピング技術は、従来の手法であるSQL単体での分析ではなく、独自開発したアクセスパターン分析(テーブルへのアクセスをパターン化してパターン単位で分析)で実施しています。そのため、専門家の経験に頼らざるを得なかったインデックス設計やSQLチューニングを安全かつ効率的に実施できます。
アクセスパターン分析で自動的に出力されるアクセスルート情報(アプリケーションが必要としているインデックス情報)により、既に運用されているデータベースシステムの性能改善だけでなく、開発中のアプリケーションに最適なインデックス設計を自動的にガイドする機能を提供します。従来のデータベース分析ツールは、一般的にテスト・運用の段階で使うものですが、MAJESTYは開発段階から使用する事により、性能品質の高いシステム構築を支援します。
アクセス効率を点数化できる評点機能を使うことで、最適なデータベースシステムの設計が可能です。アクセスパターン毎に点数を付け、テーブルへのアクセス評点、システム全体の評点からシステム品質や改善ポイントを客観的に判断できます。
アクセスパターン分析だけでなく、従来のようにチューニング対象のSQL単位に絞り込んだ実行プランの分析「SQL単体分析」情報も提供します。アクセスパターン分析とSQL単体分析を利用できるため、データベースシステムの性能問題の原因解析を短縮化・効率化できます。