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製品情報

PRODUCT

デバイス寿命測定器

Litos / Litos Lite

有機EL・太陽電池デバイスの素子寿命を自動で測定できる測定器

Litosは、太陽電池や有機EL/LEDの素子寿命を測定する先進のシステムです。4つの気密性チャンバーに配置された最大32のストレスチャンネルで構成され、チャンバーごとに温度(および照射)が制御できます。様々なストレス(負荷)条件を設定でき、さらにはLitosとPaiosを組み合わせた解析も可能ですので、デバイス劣化の解析に有用です。
また、さまざまなレイアウトのサンプルと互換性のある柔軟なデザインが可能で、トップエミッション、ボトムエミッション両方の有機ELにも対応しています。(現在Litosは有機EL向けのみとなっており、太陽電池向けは新デザイン検討中です)

Litos Liteは、有機薄膜太陽電池/ペロブスカイト太陽電池デバイスの素子寿命評価が可能な装置です。各デバイスに対して並列に電流電圧特性が測定可能で、一定電圧・電流の負荷を太陽電池にかけることが可能です。また、それぞれ最大電力点に追従して負荷をかけることも可能です。試料の温度は最大125℃まで制御することが可能で、サンプルホルダーのカスタマイズも可能です。

Litos

利用用途 有機EL、太陽電池
測定項目 最大電力点、開放電圧、短絡電流、JV(L), in-situ スペクトル測定 (PL and EL)
仕様
  • 最大印加電圧:±9V
  • 最大印加電流:60mA (1チャンネルあたり)
  • チャンバーごとに温度・測定雰囲気を制御可能
  • 温度範囲:0〜85℃
  • 試料サイズ:2インチ角まで、照射領域は約 3 cm2

Litos Lite

利用用途 太陽電池
測定項目 JV並列測定、最大電力点・一定電圧・一定電流での負荷
仕様
  • 最大印加電圧:±10V°
  • 最大印加電流:50mA (1チャンネルあたり)
  • チャンネル数:8, 16, 24, 32, 40, 56 (チャンバーは単一)
  • 温度範囲:室温〜最大125℃

特長

負荷条件の設定

Litosは、太陽電池に対しては最大電力点や一定電流/電圧、有機ELに対しては一定電流/電圧や一定輝度の負荷をかけ、素子寿命を評価可能です。また、自動制御とパラメータ抽出が可能な使いやすいソフトウェアをご利用いただけます。
Litos Liteは、有機薄膜太陽電池・ペロブスカイト太陽電池などに対し、最大電力点、一定電圧、一定電流の下での素子寿命の評価が可能です。また、並列に電流電圧特性を測定することが可能です。

サンプルホルダー

Litosは湿度センサーを備えた4つの独立した気密チャンバーにそれぞれ最大8個のピクセルが接続可能です。サンプルレイアウトに合わせてそれぞれデザインをカスタマイズ可能です。
Litos Liteもサンプルレイアウトに合わせてデザインをカスタマイズすることが可能です。

雰囲気制御

Litosは雰囲気制御機器に対応しており、気密チャンバー内にガスを導入することが可能です。また、素子寿命評価時の温度を0℃〜85℃の間で変えることが可能です。
Litos Liteにも加熱機構とアクティブ冷却機構があり、素子寿命評価時の温度を室温〜125℃の間で変えることが可能です。また、上面は石英ガラスでふたすることで気密性を保つことが可能です。

Paiosとの連携

LitosはPaiosと組み合わせて、素子寿命を評価しながら、素子の特性評価を自動的に繰り返し実行できます。
例えば、電流電圧特性、過渡測定(CELIV、DLTS、TPV、TPCなど)、インピーダンス分光/CV、IMPS / IMVS(太陽電池用)など測定でき、温度依存性を測定することも可能です。