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セミナー・イベント Goldfireイノベーションフォーラム2013開催報告

Goldfire とは

Goldfireは、イノベーションをより「起こしやすく」する環境を提供するソリューションです。「リサーチ」「問題解決」「ナレッジシェア」の3つの切り口で、貴社の技術開発におけるイノベーション創出を支援いたします。

開催報告

Goldfire イノベーションフォーラム2013 開催報告

Goldfireをご利用いただいている皆様、ならびにご興味のある皆様をお招きし、Goldfire イノベーションフォーラムを開催いたしました。これまでのユーザーカンファレンスから名称を一転し、業種や職種を問わず、イノベーションやアイデア創出に関心をお持ちの大変多くの方々にご来場いただき、大盛況のうちに終了することができました。当日ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

基調講演には、日本能率協会総合研究所 菊池健司様をお迎えしました。これまでの講演活動を通して得られた情報収集の知見や勘所・豊富でかつ具体的な参考資料の紹介は、参加者からも注目を集め、多くの方がメモを取る姿が見られました。

また、富士通研究所の添田武志様と山崎貴司様、牧野フライス製作所の高橋宗生様、そしてデンソーの松岡久永様から、貴重なユーザー事例をご講演いただきました。研究・開発・生産工程の各所において、アイデアをいかに生み出し活用するか・新しい手法や考え方を浸透させ、開発効率化にどのようにつなげるか・Goldfireを社内で運用するための啓蒙ノウハウなど、それぞれ三者三様の活用方法をご紹介いただきました。参加者も熱心に耳を傾ける様子が伺えました。

さらに、2013年第3四半期リリース予定の、Goldfire日本語最新バージョン7.6Jで搭載予定の新機能をご紹介しました。ソーシャルメディアへ接続して消費者の心理分析を行う機能には、最近のビッグデータを取り入れた開発やマーケティングのトレンドとも重なり、多くの注目が集まりました。

参加者の声(アンケートから抜粋)

  • 複合材料の開発、配合剤の開発に役に立つと思い始めている。知識の共有化で役に立ちそう(化学)
  • 社内展開の工夫や悩みなど、とても参考になりました(食品)
  • 他社の取り組みは参考になります。Goldfireを定着させるには、支援ツールであることを認識してもらった上で、使ってもらう事が大切だと思います(電機)
  • Goldfireがかなり拡張されてきており驚きました。現在は企画部門になったので、活用方法を考えてみたいと思います(電機)

開催概要

日程 2013年 6月7日(金)
13:00〜17:30 (12:40受付開始) ※懇親会17:45〜19:45
会場 富士ソフト アキバプラザ6F セミナールーム1
(JR/地下鉄秋葉原駅より徒歩2分)
[ アクセス ]
定 員 100名
主催 サイバネットシステム株式会社
対象 製造業各社・各種研究機関/団体で、以下のような業務に関わる方
  • 製品/サービスの開発・改善・イノベーションに携わっている方
  • 世界の特許・技術情報や文献の検索などの業務に関わっている方
  • 組織内にあるノウハウの蓄積や伝承に取り組まれている方
※ベンダー様/競合企業様/個人でのお申し込みは、お断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
参加費 無料 (事前申込み制)

タイムテーブル

13:00-13:05 開会のご挨拶
13:05-14:05 基調講演
商品開発の成功とビジネス情報収集〜知見・蓄積そしてイノベーション
株式会社 日本能率協会総合研究所 菊池 健司様
14:05-14:35 ユーザー講演
Goldfireによる研究開発現場でのイノベーション創出の加速化
株式会社 富士通研究所 添田 武志様、 山崎 貴司様
14:35-14:45 休憩(10分)
14:45-15:15 ユーザー講演
Goldfireを使用した開発業務の効率と品質
株式会社 牧野フライス製作所 高橋 宗生様
15:15-16:15 開発元講演
IHS Goldfire:新機能、新規コンセプトとその応用
IHS Goldfire: New Features, New Concepts and New Applications

※逐次通訳となります。
Managing Director, IHS Mr.Jim Belfiore
16:15-16:25 休憩(10分)
16:25-16:55 ユーザー講演
Goldfireの導入経緯と活動状況の紹介
株式会社 デンソー 松岡 久永様
16:55-17:25 技術講演
Goldfireの更なる活用方法のご紹介
サイバネットシステム 長島 弘明
17:25-17:30 閉会のご挨拶
17:45-19:45 懇親会・情報交換会

※講演内容および時間は、予告なく変更される場合があります。予めご了承下さい。

講演概要

基調講演
商品開発の成功とビジネス情報収集〜知見・蓄積そしてイノベーション

株式会社 日本能率協会総合研究所
MDB事業本部 カスタマーセンター 部長
菊池 健司様

商品開発を成功に導くには「情報収集力〜役立つ情報を集める力」そして「情報ストック力〜いつでも使えるよう蓄積しておく力」が一際重要です。
情報収集活動の巧拙は商品開発・事業展開の成否を分けると経験上断言できます。
そこで本講演では製造業の商品開発を情報収集の面から長年支援してきた立場から「今こそ収集すべき情報とは」「見ておくべき情報源とは」「情報収集の視野の拡げ方」「成長企業が見ている情報の特徴」「情報蓄積の知恵」など最新のトピックを交えながらお伝えします。

ユーザー講演
Goldfireによる研究開発現場でのイノベーション創出の加速化

株式会社 富士通研究所
ハードウェア技術研究所 ファクトリーエンジニアリング研究部 シニアリサーチャー(材料評価技術) 工学博士
添田 武志様
ハードウェア技術研究所 ファクトリーエンジニアリング研究部 理学博士
山崎 貴司様

研究開発の現場では、新規技術の創出や既存技術の改善といったイノベーションの創出が常に求められている。しかし、有能な技術者(たち)でも個人が持つアイデアには限界があり、有効な策を円滑に導き出すのは難しい。Goldfireはこうした悩みを解消してくれるツールである。本講演では、実際に行ったプロジェクトをもとに、2つの観点(何ができ、どう使えるのか)からGoldfireの有効性を示し、マイニングの専門家でない技術者でも、効率よくアイデアを形づくれる(=イノベーションを創出できる)ことを示す。

ユーザー講演
Goldfireを使用した開発業務の効率と品質

株式会社 牧野フライス製作所
厚木V開発部 主任
高橋 宗生様

従来の開発業務にGoldfireを取り入れることで、業務の効率向上と品質改善が期待される。これは、これまでの知識集約型の開発に加え、知識創発型の開発をも発展させることを意味している。
開発者は常に僅かな時間でのアウトプットを要求される。新しい考え方や手法を短時間で取り入れる必要があり、開発者に負担を感じさせず、開発業務の効率向上と品質改善を実現することが望ましい。そのため、適時適切な行き届いた運用支援を行っている。
ここではマニュアルの作成や教育方法、知的資産の管理、サーバのあり方など、運用支援の取り組みを紹介する。

開発元講演
IHS Goldfire:新機能、新規コンセプトとその応用
IHS Goldfire: New Features, New Concepts and New Applications

IHS
Mr.Jim Belfiore
Managing Director, Client Innovation Services

これまでの数年、Goldfireは多くの既存機能の強化および新機能の追加が図られました。従来からの機能で文脈を捉えたセマンティックな「レンズ」は、様々な業界のお客様の研究開発活動の中で「気づき」の発見に寄与してきました。日本語版の最新バージョン7.6J(英語版7.6は2012年末リリース、日本語版7.6Jは2013年第3四半期リリース予定)では、ソーシャルメディアとつながります。ソーシャルメディアへの接続は、消費者の心理を文脈で解析する事により、全く新しい分野への適用を可能としました。例えば、サプライチェーンのリスク分析、競合情報分析、或いはSWOT分析などにも応用されています。 本講演では、バージョン7.6までに強化された既存機能や新機能の概要のご紹介に加え、Goldfireの今後の開発動向や方向性、最近のプロジェクトの経験から様々な業界でのベストプラクティスもご紹介します。

Over the last several years, Goldfire has added many new features and capabilities that have been deployed and adopted by customers. The introduction of context-sensitive semantic “lenses” has greatly improved the ability of Goldfire to discover and answer questions of interest in any research scenario. As a new function of latest Version 7.6, Goldfire can connect social media.The expansion of connections to social media, combined with the addition of contextual analysis has enabled an entirely new class of customer research based on consumer sentiment. New practices have expanded Goldfire’s applications into areas such as Supply Chain Risk Analysis, Competitive Intelligence and structured planning methodologies such as SWOT Analysis.
In this presentation, IHS will present an overview of some of the new and exciting features, concepts and best practices of Goldfire that have been recently developed, as well as offer insights into how they have been applied in the field. Recent project experiences with Goldfire will be shared from numerous industries including energy, semiconductors, medical devices, food & beverage and industrial manufacturing. New sources of content which power Goldfire’s latest release will be shown, along with insights into Goldfire’s future developments and new deployment strategies.

※逐次通訳となります。

ユーザー講演
Goldfireの導入経緯と活動状況の紹介

株式会社 デンソー
技術企画部 R&D企画室 担当次長
松岡 久永様

リーマンショック・エネルギー問題・新興市場の急成長など製造業を取り巻く環境が激変し、従来以上に革新的製品を提供しなければ生き残れなくなった。そのためには、グローバル・他業界・他分野の技術を効率的に調査・分析・整理し、充分なアイデア発想をし、技術の融合・複合による革新が必須と考え、Goldfireを導入した。現在、初期的な展開を一通り終えた段階であるが、そのパイロット〜本格導入までの経緯、導入の狙い、運用の仕組み(展開方法、教育など)、活用事例、現状課題と今後の方針を紹介することで、ユーザーの皆様と新しい活用や実効性向上のための情報交換や、日本でのGoldfire活用の活性化に繋がれば幸いである。

技術講演
Goldfireの更なる活用方法のご紹介

サイバネットシステム 株式会社
ADS第1事業部 イノベーションソリューション部
長島 弘明

Goldfireは汎用的な機能を多く持っています。目的や場面に応じてさまざまな利用方法があります。本講演では、特に知識検索と根本原因分析にフォーカスし、リサーチの進め方や課題整理といった効果的な利用方法をご紹介いたします。

Goldfireはこんなお悩みを解決します

  • 開発期間が非常にタイト。技術者がアイデアを探す時間が取れない...
  • 技術や特許の情報を探しているが、時間がかかるのでつい後回しに...
  • アイデアは出るものの、散発的で続かない。
  • 社内で共有・実現させる明確なプロセスができていない...
  • 技術や知識の伝承が個人任せ。属人的にはしたくないが、どうすれば...

それぞれの工程で解決案を発見し、それを持続的な「イノベーション」につなげるためのソリューションがGoldfireです。このセミナーでは、実際に操作体験を通して、Goldfireの仕組みや機能を判りやすくご紹介いたします。組織/製品の開発・改善・イノベーションに取り組まれている方、世界の特許情報や文献情報の検索・収集に関わる業務の方にはお勧めです。