課題解決Goldfireコラム「当たり前の存在」を無くすイノベーション

2023年12月「当たり前の存在」を無くすイノベーション

2023年もあと少しです。この時期になると、その年の発明やイノベーションに関する記事が多く出されます。その中の一つが、TIME誌の「THE BEST INVENTIONS OF 2023」です。

世界を席巻した GPT-4 や Dall、Apple 社の Apple Vision や Apple Watch Ultra、フォトンカウンティングという技術を採用したキヤノン社の超高感度カメラ S500等、日本でも話題になったものから、the einstein problem（周期的ではない形状のタイルで壁一面を覆うことができる形状は？）を解いた13角形の形状といった興味深いものまで、AI、AR&VR、CONSUMER ELECTRONICS、FITNESS、GREEN ENERGY等、22のカテゴリに分けた200のイノベーティブな技術や製品が紹介されています。この手の記事では最も有名なものの一つかもしれません。

スマートフォンからディスプレイを無くして代わりにプロジェクタを備えAIと会話しながら操作するウェアラブルデバイス、ディスプレイを無くしたPC、読まずに聞く AudioBookの Openライブラリ、親の代わりに赤ちゃんを寝かしつけ、泣き始めてもあやしてくれるベビーベッド、など見ているだけでワクワクして、自然と発想が広がるようです。

新たな視点や発想、気づきを促してくれますので各所で公表されているこのような特集を是非見てみてはいかがでしょうか。例えば今回、２段落前に上げたイノベーションには共通点があることに気づきました。それは、「当たり前の存在」を無くしているという点です。

スマートフォンからディスプレイを無くす、PCからディスプレイを無くす、本から文字を無くす、赤ちゃんの寝かしつけから親の手を無くす、どれも存在して当たり前だと思われていたものを無くしています。何らかの目的を実現する為になくなったのかもしれませんが、結果的には、「当たり前の存在」を無くしています。振り返っても、ワイヤレス製品や羽のない扇風機等の例を挙げるまでもなく「当たり前の存在を無くす」ことはイノベーションのポイントの一つなのかもしれません。

そう考えると、逆に「当たり前の存在を無くす」ことを考えれば、イノベーティブなアイデアのヒントになるのかもしれません。例えば、ハンドルの無い自転車、刃が無い包丁、持つところが無い歯ブラシ、レンズがない眼鏡。。。。

イノベーションや発明の事例を見ると、それに触発され、新しいアイデアが出てくることは良くあります。しかし、「当たり前の存在を無くす」ことのように、どんなにイノベーティブなアイデアであっても実現方法が無ければ意味がありません。そういった実現手段を検討したいときは Goldfireにきいてみてください。Goldfireは他分野異業種の幅広い情報源から、実現手段のヒントを調査することが得意です。例えば「ハンドルの無い自転車」に対して「手を使わずに操作する」方法を Goldfireで調べると、口、鼻、体重移動、圧力、ジェスチャー等、様々な分野で検討された実際の手段に関する情報を抽出してくれます。

無理目のアイデアの実現方法、一度 Goldfireにきいてみてください。
何かヒントがあるかもしれません。

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