課題解決Goldfireコラム文書を探すのか、情報を探すのか

2022年5月文書を探すのか、情報を探すのか

「吾輩は猫である、名前はまだない」という有名すぎる文ではじまる夏目漱石の長編小説の「吾輩は猫である」。吾輩である猫の視点から主人をはじめ様々な人物の描写がなされています。皆さんも多かれ少なかれ触れたことがあると思います。では、この物語の中で「吾輩」は主人について何を述べているかご存じでしょうか。例えば以下のようなトピックをはじめ、約90種類の主人に関するトピックが出てきます。

主人の尻、主人の怒号、主人の左の手の拇指、主人の笑い声、主人の恥辱、・・・

約750ページの長編ですので、上記はGoldfireを利用してレンズにピックアップしました。レンズのトピック一覧を見ていると、「主人の論理」というものがあります。「本は一度読んだことはあるけど、こんなトピックがあったのか、ちょっと見てみよう」とその場所を読んでみました。

少し別な例として、報告書などがあります。膨大な報告書の中に興味ある情報が記載されているか確認するのは大変です。例えばJETROのウェブサイトでは、様々な調査報告書が公開されています。それらの中から、Eコマースに関連する課題にはどのようなものがあるか知りたい。どうするでしょうか？　Goldfireを利用すれば、課題を効果的に調査し、その中から例えば「ガーナ国では信用の問題でクレジットの普及率が低い」という課題に出会いました。アフリカのEコマースに関する調査報告書があるようです。

参考：アフリカのEコマース市場（JETRO）

さて、このような「文書全てを読みたいのではなく興味を惹かれるような情報を探したい」「俯瞰したい」というケースは良くあります。例えば、社内の過去の不具合報告書の中に「コンデンサに関する問題」はどのようなものがあるのか調べたかったり、膨大な論文群の中で「人工知能がどのように応用されている」のかピックアップしたかったりするケースです。

通常の検索では「文書」を探すことはできますが、その中に複数記載されている「興味ある情報」を探し整理するのは大変です。人間が読む手間です。中にはハズレもあるでしょう。一方のGoldfireなら、Goldfireが全文書を先読みして、利点や用途等、有益な「情報」を約50種類のレンズに整理・表示してくれ、読まずして素早く「主人の論理」に気づくことができます。

論文や本をじっくり読みこむのは重要ですし面白いことです。しかし、時間は有限です。 全ての文書に対してできることではありません。Goldfireであれば、俯瞰したり、トピック一覧から興味深い情報を見つけたりすることが容易です。そして、これぞという文書を読み込むこともできる。

そんな効果的で一味違う探し方を是非体験してみてください。

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