課題解決Goldfireコラム 探索範囲を拡げる

2020.04 探索範囲を拡げる

「新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた追加対策について」でご案内の通り、4月13日(月)より、原則として全社的に在宅勤務となっておりますが、皆様におかれましても在宅勤務の機会が増えているのではないでしょうか。

このような状況は不安も多く存在します。しかしながら、歴史を見れば、環境の変化や社会情勢の変化は、新しい技術やビジネスが生まれる機会でもあります。

そこで、新たな技術開発やビジネスのヒントを掴むという意味合いで、Goldfireを利用して特許やウェブサイト上の情報から、在宅勤務の概要を調査してみました。まず、Goldfireで国内の特許を中心に調査したところ、通勤環境の改善やオフィスのコスト削減、時間の使い方が変わることに伴う新たなライフスタイル、といった利点や効果、あるいは、コミュニケーションの減少や疎外感、押印、情報漏洩等々の様々な課題点が浮かび上がってきます。しかしながら、得られる情報量としては少し物足りないようです。そこで、一般社団法人日本テレワーク協会のような、Web上にある関連文献を知識ベース化して検索対象として追加し、更に調査を深めてみました。

例えばプライベートに関連する在宅勤務のメリットやデメリット、様々な関連サービス等、特許とは異なる観点の知識が得やすくなります。このように、得られる知識の量が物足りない場合の一般的な対処法としては、検索対象の文献を増やす方法が考えられますが、よりポピュラーな対処法としては、検索ワードを工夫されることが多いかと思われます。例えば「在宅勤務」ではなく「テレワーク」で検索するといった具合に、皆さんが「頭の中で」同義語的な検討をして、代替検索ワードを試したりされているのではないでしょうか。

ところで、国語的な意味あいでの同義語以外にも、「在宅」に対して「ハウス」「社外」「リモート」あるいは「勤務」に対して「作業」「執務」「ワーキング」といった具合に、調査の目的を達成するための代替検索ワードとして有効な言葉はたくさんあります。しかしながら、これらは単語レベルでは同義語の範疇を超えた言葉であるため辞書では調べにくく、広範な代替検索ワードを「頭の中で」思い浮かべるのはなかなか困難です。

Goldfireを利用していると、レンズ機能を利用した検索結果の中から「これは検索ワードとして利用できそうだな」といった代替検索ワード候補を発見することがしばしば起こります。検索結果を読む際には、欲しい情報を探すという目線だけではなく、代替検索ワードを探すという視点でも捉えていただくと、情報探索範囲をより拡げることに繋がるはずです。ぜひ試してみてください。

なお、過去のリリース情報にも記載されている通り、バージョン10.7以降のWebクライアントでは、Goldfire上で同時に検索される同義語をユーザーでカスタマイズすることが可能です。

代替ワードに気づいたらそれを同義語登録することで、調査効率が向上し、興味深い知識をより効果的に探索できることがあります。合わせてご活用ください。

バックナンバー一覧に戻る

Goldfireとは？

イノベーションをより「起こしやすく」する。Goldfireは、そんな環境を構築できるソフトウェアです。普段気づかない知識を知りたい・他業種での利用方法や技術情報を知りたい・原因特定や問題解決を効率よく行いたい・培った技術や知識を組織内で幅広く共有したい、こんなお悩みをお持ちの方はまずはGoldfireの製品紹介のページをご覧ください。

イノベーションが「起こりやすく」なる状況とは？

次のような状況を満たした環境があれば、イノベーションへのプロセスは加速されるはずです。

• 社内・社外の広範な知識を素早く収集することができる
• 面白いアイデアを豊富に出すことができる
• 問題・テーマについて、検討や意思決定をよりロジカルに行える
• 結果はもちろん「検討過程」についても関係者で共有し活用できる

広範な知識を集めて「アイデア」の生成を支援するソフトウェア

様々な企業が「Goldfire」を活用しています