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ソリューション

開発プロセスの見える化とトレーサビリティ強化で実現する“無駄ゼロ開発”

~設計意図を『伝わる形』に!上流から下流まで一気通貫~

本ソリューションは、構想設計支援ツール「iQUAVIS」と、アプリケーションライフサイクル管理ツール「codebeamer」を連携させることで、構想設計から製品開発、品質検証に至るまでの一連のプロセスをシームレスにつなぎます。
これにより、複雑な製品開発において、開発部門全体のパフォーマンスを最大化する“つながる設計マネジメント”を推進させます。継続的に検証・妥当性を確認する環境を整備することで、設計意図の明確化、トレーサビリティの確保、部門間の情報共有を強力にサポートし、属人化の排除や手戻り削減、開発のスピードと品質向上を同時に実現します。

連携が必要な背景

現代の製品開発では、メカ(機械)、エレキ(電気)、ソフトウェアが密接に統合され、部門横断的な協調設計が必須となっています。しかし設計の現場では、構想段階での設計意図がうまく伝わらず、開発の途中で認識齟齬や手戻りが発生し大きな課題となっています。こうした課題を解決するために、構想設計(iQUAVIS)で描いた設計意図を実際の開発・検証(Codebeamer)へシームレスに連携させ、上流から下流まで一貫した開発プロセスと、確実なトレーサビリティを実現します。この連携により、設計と開発が分断された従来の体制から脱却し、部門間で共通の前提を持って開発を進める環境が整います。

Codebeamerとは?

Codebeamerは、医療機器業界の特有の要件に対応したアプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソリューションです。要件管理、リスク管理、テスト管理といった開発プロセス全体を統合し、規制対応をスムーズにしながら、効率的な開発を実現します。

iQUAVISとは?

iQUAVISは、開発(技術・判断・業務)の見える化ソフトウェア​です。「開発(技術・判断・業務)の見える化」によって、システム製品の構想段階において設計のすり合わせが必要な箇所を特定し、最適な設計手順に導きます。

こんなお悩み・課題はありませんか?

設計初期で決めた製品の狙いや意図が
下位工程にうまく引き継がれず、手戻りや品質問題が発生

要件データや設計書の所在が分散しており、
情報共有や整合性維持が困難

上流から下流までつながった情報がないため、
仕様変更時の見落としや二重作業が発生

規格対応(例:ISO 26262、IEC 62304など)や
顧客監査において、要件と設計・テストの関連性が
不明確で対応が煩雑

ベテラン設計者の頭の中に構想や設計意図が留まり、
他のメンバーが引き継げず開発スピード・品質が低下

メカ・ハード・ソフト各部門で使っている言語や
視点が異なり、設計レビューでの合意形成が長期化

ユースケース紹介

iQUAVISとCodebeamerを連携させることで、構想設計から品質管理まで一貫したプロセスが可能になります。特に、メカ設計電気設計ソフトウェア開発の連携が求められる組込みシステムや複雑な製品開発で効果を発揮します。

機能設計と要件管理の連携(製品開発初期)

iQUAVISで機能・構造図を用いて製品の全体像(目的・機能・構成)を明確化し、その内容をCodebeamerに連携して要件として登録することで構想設計と要件が一致し、「なぜその要件があるのか?」という設計意図のトレースが可能です。

設計変更時の影響分析とトレーサビリティ確保

iQUAVISで変更した機能や構造が、Codebeamer側のどの要件・テストに影響するかを確認します。逆に要件変更時のiQUAVIS側の影響も特定します。これにより変更の抜け漏れや認識ズレを防止し、設計レビューの効率化・品質リスクの低減が可能です。

メカ・エレキ・ソフトの協調設計支援

iQUAVISでメカ・エレキ・ソフトの構造や信号のやりとりを図で共有し、Codebeamerで各分野の要件・タスク・バグ管理を連携します。これにより部門間の共通認識を持った設計進行ができ、コミュニケーションロスや責任の曖昧化を防止します。

お客様が導入するメリット

1. 設計意図と要件の整合性を確保

  • iQUAVISで構想設計時に描いた構造や機能の意図を、Codebeamerに連携して要件として反映できます。
  • 要件の“なぜ”を明確にし、誤解や設計ミスを防止します。

2. 部門間の認識齟齬を防止

  • 構想設計を図で共有することで、メカ・エレキ・ソフトの各部門が共通の前提で議論・作業できます。
  • 開発初期のレビューの質が向上し、後工程の手戻り削減します。

3. 開発の属人化を防ぎ、ナレッジを可視化

  • 設計者の頭の中にある「設計意図」や「構想の狙い」を図と要件に落とし込んで共有化します。
  • 異動や退職による知識の消失を防止し、開発力の継続性を確保します。

4. 開発スピードと品質を両立

  • 初期段階での情報整理と、下流での緻密な管理が連携することで、効率的かつミスの少ない開発が可能です。
  • 市場投入までのリードタイム短縮と品質向上を同時に実現します。

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