バイクのエンジンの振動解析結果を基に放射音解析を行った事例です。
通常、この様な解析を行う場合、振動解析(FEM)で使用した解析モデルを音響解析(BEM)用に表面メッシュを粗く(コースニング)し、BEM専用の解析モデルを作成する必要があります。
WAONでは、そのコースニングを行う必要がありませんので、音響解析モデル作成にかかるコストを大幅に低減させることができます。
構造解析で使用したモデルの表面メッシュをメッシュコースニングせずにそのまま音響解析を実施することにより、音響モデル作成の効率化と振動解析結果を精度を落とさずに境界条件として使用することも可能になります。
通常のBEMでは100GBのメモリが必要であり、PCでは計算不可能です。
周波数(Hz) | 所要メモリサイズ(GB) | 計算時間(s) |
---|---|---|
3,000 | 2.7 | 1,504 |
4,500 | 3.1 | 3,474 |
データご提供:ヤマハ発動機株式会社様